※会話文






「シエル!と、友達の私に敬語はいらなくってよ!」
『えぇ!?でも…い、…いいんですか…?』
「……だって"友達"が他人行儀だなんておかしいでしょう?」
『え………っと……じゃあ…よろしくね紅玉ちゃん』

「!」

『(あれ…?目合わせてくれない……)』
「シエル殿。義姉上は照れてるだけですよ」
『え?』
「ち、ちょっと!なにを勝手に…」

「あ、もしよかったら俺ももっと砕けてもらって大丈夫ですよ」
『白龍皇子まで…?!……うーん…と、じゃあ年下とは言え皇子様なので白龍さんで』

「…年下?」
「ねぇシエルって何歳なの?」
『17歳です』


「「えぇっ!?」」


『そ、そんなに驚く…?』
「いや……その失礼ながらてっきり年下かと思ってたので…」
「う、うそ…シエルと同い年だなんて…!?だからジュダルちゃんに老け顔なんて…!?そ、そんな筈ないわ…でも…!?」
『(…紅玉ちゃん可愛いなぁ…)』
「ちょ、なんでシエルったら笑ってるのよ!」
『え?紅玉ちゃんが可愛いなって…』

「…な?!な…!」
『?』


「(シエル殿……天然か…)」


「ほ、褒めても何も出ないわよ!」
『本音だよ。あ!紅玉ちゃんも白龍さんも一応公共の場では堅苦しくなるの許してね…?流石にこっちの身分もあるから…』
「…しょうがないわね」

「(あ、しょげた)」






そんな貴方と距離は縮んで

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