「奏ぇぇぇぇ!!」


ばーん


『お、お兄ちゃん!?』
「大丈夫か!?緊張してないか!?声枯れてないか!?のど飴なら俺が持ってるからいつでも言えよ!」

『…うわぁ』
『……と、言う訳で!第1回目のゲストは我らがキャプテン!神童拓人さんです!!』


「いつも俺の奏が世話になって『俺のじゃなくてウチのでしょシスコン』



『…梨桜さん容赦ないですね』
『な、なんだかごめんなさい梨桜さん』
『奏が謝ることじゃないでしょ。悪いのはこのシスコンだしね』

「人聞きの悪いぞ神北!俺は大事な妹をちょっとばかし人より心配しているだけだ!」

『奏が可哀相だから今すぐやめることを勧めるけど。ちなみに最後までこのシスコンと争ってたのは霧野蘭丸でした』
『流石というか…予想通りと言うか…』
『蘭ちゃんにも来て欲しかったなぁ…』
『私としてもシスコンよりかは霧野の方が幾分マシだったな』


「オイ、俺はシカトか」


『あと報告ですが質問コーナーはゲストがぐるりと一周してからになりました!』
『でも質問は募集してるみたいだからお気軽にコメントして下さいねっ』
『まぁ予定は未定。突然質問コーナーが始まったりするかもしれないけど緩い目で見守ってあげて欲しい』
『私達夢主の質問でもOKですよ!』
『よろしくお願いします!』




「いいんだ…俺なんかどうせ…こんなんだからキャプテンとか向いてないんだ…」




『さて、そろそろ放置もウザくなってきた。奏』
『はいっ。お兄ちゃーん』

『(2人とも妙に息合ってるなぁ…)』

「呼んだか奏!?」
『立ち直りはやっ!!』


『…そういえば天音からメモを預かってたんだった』(ゴソゴソ)

『『「…メモ?」』』


『あぁあった。"裏話メモ"』
『なんですかその怪しいメモ』
『細かいことは気にしない』




〜裏話@〜
実は拓人の妹夢主をつくった当時彼はシスコンではなかった




『嘘だ』

『「いやホントだ(ですよ)」』





『おぉ息ピッタリ』


『最初私はサッカーをする設定じゃなくてお兄ちゃんの音楽関連の方のサポートをしてたんです』
「その設定が残って実は奏はピアノだけじゃなくてフルートが得意だ」
『へー……』
「で、後に天音が"やっぱサッカーやろうぜ!"みたいなノリでサッカープレイヤーに変更になった」


『…ノリ……軽くない?』


『それは言わないお約束です』
「今となってはサッカー部の関わりが持てて天音は満足そうだったけどな」

『蘭ちゃんも篤志先輩もねー』


「おかげで払う虫が増えた…」
『そういう考えだからシスコンにされたんじゃない?』

「奏が幸せならいいんだ」(キリッ)

『僕もうそろそろ逃げ出したいです』
『??』
『……奏は純粋なままでいてね』
『?はい……?』






『そんなこんなで第一回は終了の時間です』
「え、早くないか」
『最初だから様子見なんだって』

『次回のゲストは霧野を予定してるけど、コメント次第では変わるかもしれないから』


『それではまた次回!!』
『また会いましょうっ』


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