「…なんで僕がこんな所に……」

『……なんで7回目にアンタ?』
『ふふ〜。という訳で今回は速水鶴正先輩ですっ!』


『7回目…あ、背番号!』

「そうですよ、背番号が7番ってだけで天音が勝手に決めたんです」

『ゲスト決め…すっごい適当になってない…?』
『考えるのが面倒になってきてるだけじゃない?』
『そろそろシメなければいけないな』

「うん。なんで僕ここに呼ばれたんだろう…」
『まぁいいじゃないですか!』
『明るくいきましょうよ!』

『(速水のこの性格でラジオが持つの…?)』

「そんなこと言って…だいたい奏ちゃんはお気楽すぎるんですよ」
『え?そうですか?』
「そうですよ。その鈍感さのせいで全然神童くんに気付かないんですから…」

『『納得』』
「ですよね」

『鈍感…?』

「そういうところが」
『鈍感だって』
『いつになったら気付くのかなぁ…』
『う〜ん?』

『…こんな可愛い顔して運動神経と頭脳が鬼なんだから怖いもんだよね』
『右に同じく』
『でも運動神経なんて皆いいじゃないですか。それに鶴正先輩もサッカー部1足速いですし!』

「……奏ちゃん…もう少しで僕に追いつきそうなの気付いてます?」
『え…?嘘そんなに早くないですよ?』
『あ、こんな所にストップウォッチが』
「天音…なんて都合の良い…」
『気にしたら負け』


『じゃあ50メートルでいい?』
「はい」
『うん!』


『よーい…ドンッ!』

















-・-・-・-・-




速水:5.8秒
奏:6.5秒




『はやっ』

『ほら鶴正先輩の方が速いじゃないですか』
『追いつけるってレベルではないけど…速過ぎる』
「まぁ…負けるのは嫌ですよ。一応」
『でも十分夏目ちゃんと梨桜さんも速いですよ?』
「…何秒ですか」

『7.2』
『7.5』

「…3人ともなんなんですか…」
『なにって…』
『ねぇ』

『『『設定だし』』』

「そういうこと言っていいんですか」

『いいんじゃない?』
『てか、奏が一番速いんだね』

『夏目はバランス型
奏がスピード型
梨桜がテクニック型
って設定らしいけど』


「こういうところでマル秘情報って流されるんですね」

『見てる人はこのサイトの常連さんって信じたいからね』
『結構細かい設定とかあるんですけど公開するところありませんから』
『意外とこういうの面白いよね〜』
『公式で色々公開してくれればいいのに』

「…そういうこと言うのもこんなところですけど」
『それ言ったらこのラジオ成り立ってませんて』









『そんなこんなで第7回は終了の時間です』

『これからは夢主の情報公開するのも面白いかもだね』
「その度僕らは落胆するんですけどね…」
『それが面白い』
『梨桜さん鬼畜!』
「あぁ怖い……!」

『さてさて、次回のゲストも毎コメント次第!』

『先月の様に中編の夢主とかもアリになりましたので』
『お気軽にどうぞなのです!』

「僕はもう呼ばれたくないですよ…」
『そういわないで鶴正先輩!また来てくださいっ!』
「(神童くんに目付けられそう……)」

『ゲストへの質問も募集中ですのでよろしくね〜!』

『では、また次回!』
『お疲れさまでした』




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