『なんで私がこんなとこに来なきゃダメなのよ!』
『!!』


『ハッハッハ。そう言うな悠里くん』
『じゃあ離して』
『それはできないな。悠里くんをここに連れてくることが私に課せられた義務なんでね』

『!!』
『悠里先輩に咲夜先輩!』
『と猫ちゃん…!』

『…本当に来てくれたんですね』

『と、言うことで今回のゲストは私。剣城中編"表裏一体"の夢主、篠原咲夜と』
『……南沢中編"気ままそよ風Day's"夢主、南条悠里』
「にゃー」

『…やっぱり悠里先輩と猫はセットなんだ…』
『よかったね奏』
『はい…!猫ちゃんです…!』
『なに?奏も猫好きなの?』
『はい!』
『なら…その、触らせてあげてもいいけど』
『いいんですかっ!?』

『…いやぁ可愛いなぁ奏くんは』
『咲夜さん、目。目が怪しいです』
『君も可愛いよ夏目くん』
『(ぞわっ)なんですかこの寒気』
『気にしない』

『まだ発表はしていないし予定は未定だが私と悠里くんは長編、シリーズ物として昇格するからね』
『ちょっとテンション上がったからって後輩に手は出さないでくださいね』
『そうか、この中では私と悠里くんが最年長になるわけか』
『そうですね…』


『私たち1年生が2人に…』
『2年が私1人』
『3年が2人か…』

『と言っても悠里くんとは身長差があるから可愛いものさ』





『…咲夜…何か言った…?』




『おっと。なんでもないよ』

『『『(身長…気にしてるのか…)』』』




『そういえばお正月らしいものがここにあるんですよ』
『お正月らしい…?』

『あ、おみくじ!』

『今年一番の運試しに!』
『ほぉ…』
『天音も粋なものを持ってくるじゃないか』
『じゃあ1年生から順に引いていったら?』
『いいんですか?』
『うむ。年寄りは後にするとしようじゃないか』

『じゃあお先失礼します』
『えいっ!』

『次は梨桜くんだ』
『いただきます』

『最後は3年生お二方ですよ〜』
『どっちにする?』
『悠里くんから行くといい。レディーファーストさ』
『アンタも女でしょ。はい残り』





『じゃあ皆開きましょー!』




OPEN!



夏目:小吉
『小吉かぁ…まぁまぁ運はその内回ってくるよね!』
『まず夏目には元から運が付き纏ってるしね』
『え?』


奏:中吉
『よかった、凶じゃなかったよ〜!』
『…あのバカ兄貴が大吉にすり替えに来ると思った…』
『?』
『流石にそれは……ありそうで怖い……』


梨桜:凶
『ま、ハナっからおみくじってのは信じてないけどね』
『随分アッサリしてるね』
『別に。普通ですよ』


悠里:大吉
『…べ、別にこんなのただの紙切れでしょ』
『その割には随分嬉しそうです?』
『違うっ!』

咲夜:大吉
『残り物には福があるってね。梨桜くん、交換するかい?』
『いいです』
『つれないなぁ』





『そういえばおみくじってあの吉とかのってさ…縁起のいい順番わかりにくくないですか?』
『あ!わかるそれ!大吉が一番上で大凶が一番下っていうのはわかるんだけど…』

『そんな君達に教えてあげよう。おみくじは…

大吉
中吉
小吉

末吉

大凶

の順になっているんだよ』



『『へー!』』

『うんうん。1年2人の反応は新鮮だね』

『すいません。反応薄くて』
『別に攻めてるわけじゃないけど』
『それが梨桜くんのよさだよ』
『…褒めても何も出ませんからね』
『…梨桜くんと悠里くんは似たもの同士な臭いがするよ』





『おみくじの結果も終わって第6回は終了の時間です』

『今回長かったね…』
『今までで一番長かったんじゃない?』
『あー……はい。長いです』

『天音が親バカだからはしゃいじゃったんだねー…』
『気持ちはわからないでもないけど…』


『さてさて、気を取り直して次回のゲストも毎回恒例コメント次第!』


『コメント次第ではまた私たちが来てやらないこともない…けど』
『素直じゃないですね』
『来たいって言えばいいのに』
『うっ、煩い!』

『まぁそう怒らない怒らない』
『最後は全員でシメてもらわないと駄目らしいですし』
『仲良くしましょ!』
「にゃ!」




『『『『『今年もよろしくお願いします』』』』』

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