※ドラマCDネタバレ
※会話文

[藍は横暴で時間はない]の続編(?)

























プルルル

ガチャッ


『もしもし翔くん?』
「あ、琴音さん……」

『…その様子だと藍先輩に何かされた……かな?』
「ご明答……」
『ごめんね、私が途中で電話かけたから…』
「いや、琴音さんのせいじゃないから…どっちかってと那月の…」

『え?那月くん?』

「アイツが遅刻した挙句藍のシュークリーム食っちまってそのくせ藍はそれと紅茶の代金払わねぇし…連帯責任だって払わされて……」
『あ…シュークリームってそういうことだったの……』

「どうかしたんすか?」
『いや…その電話で藍先輩がシュークリーム那月くんに食べられて食べれなかったって言うから作らされて…』
「…琴音さんも大変だな」
『あはは…もう慣れちゃったよ』
「お疲れ様っス」

『翔くんもね。那月くんも任せてるのに藍先輩までごめんね…?』
「別に気にしなくていいって。俺の方は那月には慣れてるしな」

『ありがとう。今度お茶にでも誘うから』
「マジで!?やりぃっ!」
『その時は那月くんもね。那月くんの入れる紅茶美味しいから』
「俺は琴音のつくる菓子も好きだけどな」
『本当?ありがと翔くん』


「琴音?誰と電話?」
『え?翔くんですけど……?』
「ふーん…ちょっと代わって」
『……?』


「どうした琴音?」
「もしもし?」
「ゲッ藍!?なんで琴音の電話代わってんだよ!」
「先輩相手の一声が"ゲッ"とは感心しないね、翔。それにここはレコーディングルームだよ。仕事中なんだから僕がいておかしい?」
「…ねーけど」
「とりあえず、そういうことだから無闇にかけてこないでね。じゃ」


ブツッ



『…藍先輩?』
「大丈夫。さ、続きやろうか」

『え?えぇ?』





藍は嫉妬で電話は応答

(翔になんの話だったとかは聞かなくていいから)
((…メールしようと思ってたのに…))
(メールもなしだからね)
(ちょ、心読まないでください…!)

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