「エルってくせっ毛だけど髪綺麗だよなー」

『そうですか?頑張って解かしたりはしてますけど…雨の日とか湿気がすごい日は酷いですよ?』
「だって俺だってくせ毛だけどそこまで綺麗になんねーし」
『…確かにエースさん、くせっ毛ですよね』
「だろ?」


「なら、お前らに子供ができたら絶対にくせ毛だろうな」


…………


「…こ、子供ぉ!?」
『…さ、サッチさん!?』


「確かに、頭ぼっさぼさで毎朝大変そうだよい」

『マルコさんまでなんでこんな話は乗ってくるんです…!?』
「面白いからに決まってるよな」
「よい」
「マルコおめぇ見損なったぞ」
「お前には言われたくねぇよい」

「なら、お前らにガキができるの待ってるからな!」
「親父も喜ぶだろぃ」


「『………』」




顔を見合わせて、赤面

(そんな彼ら彼女らの愛の結晶)
(いつかこの世に生を受ける日が来るだろうか)