「アリス、将来の夢は船長みたいな医者になることなんだってな」
『うん!』
「でもなアリス…船長は医者って言うにはちょっと違うんだぞ…」
『え?でもてはいしょには"しのげかい"ってかいてあったよ?"げかい"っておいしゃさんでしょ?』

「船長のあれはな…一種のマッドサイエンティストって言うんだ…」

『まっど…?』
「あぁ…悪趣味な解体とか変な薬作ったりとか「おいキャス。テメェアリスに何教えてやがる」
『きゃぷてん!』
「せっ……船長…」

「"ROOM"」

「え、ちょっ、」
「"シャンブルズ"」


『……きゃぷてんは"まっどさいえんてぃすと"なの?』
「バーカ。医者だ」



(俺、アリスにはあんな医者になって欲しくない)
(それは同意だが生首で泣くな薄気味悪い)
(アリスはこの船のナースでいい…)
(…………悔しいがそれにも同意してやる)
(…ペンギンのムッツリ)
(黙れ)