『…あの、セレスティアさん』
「あら、セレスでよろしくってよ」
『じゃあセレス、ちゃん』
「…まぁいいわ。わたくしに何か御用かしら佐伯さん?」
『あのね、セレスちゃんが超高校級のギャンブラーだって聞いたから一回ポーカーとかしてみたいなって…』

「…わたくしにカードを挑むとは佐伯さんもなかなかのギャンブラーですのね」
『え!?な、何か賭けれるものとかはないんだけど…!』
「いいですわ。お相手して差し上げます」
『ホントにっ…?』
「えぇ。ではカードを貸してくださるかしら」
『あっ、はいこれ』

パラパラパラパラ

『…カード繰るのも上手いね…』
「当たり前でしょう。配りますわよ」
『えっ、はや』

「では、始めましょう」




・・・・・・




『フルハウス』

「ロイヤルストレートフラッシュ」


『……えぇ…』
「20戦全勝ですわ」
『さすが超高校級のギャンブラー…』

「それ程でもありませんわ。では、罰ゲームと行きましょうか」
『え、そんなものあったの!?』
「これだけ負けて何もないのは性に合いませんもの」
『……一体何をすれば』

「そうですわね………わたくしの為に1曲弾いていただけないかしら」

『え?』
「曲目はニコライ・ミャスコフスキーのヴァイオリン協奏曲を」
『そ、それでいいの?』

「あら、超高校級の演奏家の曲を自分の為だけに弾いていただけるだなんて素敵じゃなくて?」

『…なら、超高校級の演奏家として1曲』
「お願いしますわ」




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ふええセレスちゃん可愛い…