一酸化炭素
どうして貴方は
俺を縛るのだろう。
息苦しくて………死んでしまう……
俺だけ残して 死んでしまった貴方が忘れられない
どうして俺も連れて行ってくれなかったんですかっ?!四代目っ!!
九尾の妖孤を四代目が封印してから数年…。
俺は四代目が残した息子、ナルトを見守ってきた。
悪戯好きで明るくて、人懐っこくて辛さを人に見せない強さがある。
四代目にそっくりだ。
ナルトがアカデミーを卒業して、下忍になった。そして俺は担当上忍に。
ナルトといるとほんとうに四代目と一緒にいるような感覚がする。
貴方と一緒にいた、あの時の温かさ。
貴方が、俺のそばにいた人が死んでしまったあの過去を………
よけいに辛くなって、苦しくて、泣いて。
何度も貴方のもとへ行こうとしたことか
貴方の温もりは俺を縛りつける。
苦しい…
辛い…
悲しい…
助けて
貴方で俺を殺してください
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