水たまり
ぴちゃん……――――――
小石が跳ねる。
足元の水溜まりに波紋が広がる。
青い蒼い空を鏡のように映す水溜まりは、まるで此処とは別の世界へ繋がっているようで、とても魅力的に見えた。
ぴちゃん……――――――
右足を水溜まりに浸してみても、別の世界には行けなくて……
「………当たり前…か……」
ぽつりと呟いたその声は空気を微かに揺らすだけで、水溜まりの世界には何も変化を起こさなかった……。
END
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