『へ、しんろーがひゃふふぇん?』


ものを食べながら喋るな、っていう霧野からのお母さんみたいなツッコミ。もう一回言われるのは嫌だから、急いで飲み込んでから話をした。


『…それ、本当?』


「あぁ、その場に俺もいたからな本当だよ。」


『へー…神童が、ねぇ。』


チラッと霧野の横にいる神童に目を向けると、なにか悪いかとでも言いたげな顔で私のことを見てきた。文句もないし悪いなんて言ってないじゃん。


『でも、三年がいるのに二年がキャプテンだなんて凄い決断だよね。…泣かないようにしなよ?』



冗談で心配そうに私が言っても反発も何も言わない神童。そこは泣かない!とでも言って欲しかったなぁ。無反応が一番悲しくなるって知ってる?


『ま、何はともあれ頑張ってね。…ていうか、なんでわざわざ私に報告したわけ?別に今度皆に伝えられるんじゃないの?』


「神童が先にみょうじに伝えたいって言いだしたんだよ。な、神童」


「っ…!!霧野、お前っ!」


ニヤニヤしながら面白そうに言う霧野に、顔を赤くして必死で何かを訴えてる神童。…つまりどういうことなの?


「ち…違うからな、みょうじ!」


涙目な神童は可愛いんだけど、だから何が違うのか説明してよ。この2人時々意味わかんない…。


「…神童、安心しろ。みょうじは何も分かってないから」


霧野、なんかそれ私に失礼じゃないかな。確かに良くわかってないけど…。でもなんでか神童が焦ってて霧野が笑ってからかってることぐらいはわかってるよ…!


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前回のから時間一気に飛んじゃいました。
これからは今回みたいなグダグダな感じ多めだと思います!

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