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あ だ 名 と か 敬 称 と か
俺 た ち に は
関 係 な いカイ)「なぁ、佳薗…」
カエン)「カイ、どうしたの?」
俺は、ずっと気になっていた。
カイ)「それ」
カエン「えっ?」
カイ)「なんで、俺だけ敬称を付けないんだ?」
カエン)「…え?」
ナティアやミケには敬称を付けるのに…。
佳薗たちは俺よりも年下だが、呼び捨てで呼ぶ…。
カイ)「なんでだ?」
カエン)「なんでってー…」
カイ)「ナティアやミケには、"さん付け"するくせに、お前ら俺だけ呼び捨てじゃねぇか」
カエン)「うん…」
別に、敬って欲しいわけじゃない。
ただ、同い年のナティアとミケが敬称付けられているのに、俺だけ敬称無しなのが気になった。
カエン)「親しみやすい、からかな…」
カイ)「あ?」
カエン)「カイは言葉乱暴だけど、仲間思いで優しいの知ってるから… みんな対等に接することができるんだと思うよ」
もちろん、ナティアやミケも優しいけどと佳薗は付け加えた。
カエン)「呼び捨てが嫌だったら、今度からカイにも"さん付け"しようか? カイさんって」
カイ)「…いらね」
やっぱり、調子狂うわ。
↑カイ(左)&佳薗(右)
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