緒がいい!

雀のさえずりで目が覚めた○○



「ふぁぁ、結局そのまま寝ちゃった…」



やってしまったと思いながら体を起こす。すると、ベッドの横に包装されているピンク色の箱があった。



身に覚えのないその箱には小さな紙切れが添えてあった。





その内容は





――○○へ


今日で付き合って半年だな


いつも仕事ばかりで会えなくてすまないと思ってる


その償いではないが
記念にプレゼントを置いていく



明後日休みがとれたからどこか遊びにいこう



これからもよろしく頼む

ハンク――







読み終わり、プレゼントを開けると


小さな宝石のついたネックレスが入っていた。






○○は今まで我慢していた感情が溢れだし、泣いてしまった。




「ハンクのばか………会いに来たなら起こしてよ………」




言葉では怒っているものの、心の中では笑っていた。


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