べっとり濃厚キス

「マルコッ苦し・・・あ、はぁん・・・」

 散々汚い声を上げた○○だが、どういう訳か突然、甘い声を上げた。その瞬間、マルコは一旦唇を離すと○○を見つめる。

「嫌いじゃないんだな、○○も」

 そう言うと、マルコは再び口付ける。

「マルコのキスに・・・慣れ・・・た・だ、け・・・んっ!・・ふぁっ・・・」

 慣れただけなんてホントは嘘。嫌いな訳ないでしょ?マルコ。・・・私ばっかりこういう声上げちゃって・・・。

「んっ・・・ふぁぁ・・・」

 それが悔しかったから。だから、軽いキスは?だなんて訊いたの。

「はっ・・・○○っ・・・」

 マルコの手は○○の腰から上へと移動する。

 でも・・・彼氏がタコチューで迫ってくるっていうのなんか嫌だし・・・しょうがないからこのキスで我慢してあげる・・・ってことにしておく。・・・だって本当のこと言うの、恥ずかしいから・・・。

「マルコ・・・っ・・・!」

 ○○もマルコの動きに応じるように、彼の首に腕を回した。

 マルコ、実を言うとね、このキス嫌いじゃないよ。

 マルコ、本当のこと言うとね・・・。

「マル、コ・・・っ・・・」

 好きっ・・・。

べっとり濃厚キス


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