おしい程に愛してる 〜お前への片道切符〜

 ○○の服を全て脱がせると、スペクターも一気に服を脱ぎ捨てる。

 狂おしい程に愛してるが故に不安だった。しかしそれも、○○のソコでキラキラと光るものによって安心と嬉しさに変わる。

 自分は、ちゃんと求められている。

 互いに片道切符で終着点は一緒だった。世界で一つしかないその愛しい場所から帰りたくなかった。

「○○・・・挿れるぞ・・・」

「・・・うん・・・っ!」

 悔しい程に○○に溺れてる。

 狂おしい程に○○にハマってる。

 疑いようのないこの確かな愛。しかし、自分はこれからもこうして○○に溺れるのだろう。

「それも、悪くない」

 愛してると言ってくれた○○を、自分は心から愛したい。

 互いにただ一人の男と女になって愛し合いたい。

 ただ一人の男として、愛しい女を見つめていたい。

「そろそろだ・・・」

 スペクターが律動を速めると、それに答えるように○○は彼の背中を更にきつく抱き締める。

「お前は最高だ・・・」

 快楽に歪んだ顔も、その声も、全て自分だけのもの。

 例え、悲しみが空を黒く染めたとしても、返り血でお前が赤く染まったとしても。

「狂おしい程に愛してる」


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このお話の中に、相互リンクをさせて頂いた桜様のサイト名の一部、「片道切符」を使わせて頂いた部分がありますが、ご本人様に許可を頂いておりますのでご安心下さい。
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