おしい程に愛してる 〜お前への片道切符〜

「○○・・・お前は・・・!!」

 ○○のソコに触れる指をスペクターは止める。ほんの少し触れただけでもわかる程、彼女のソコは潤っていた。

「・・・バカぁ・・・」

 顔を真っ赤にさせた○○。スペクターから逃れるように眼を逸らした。

 彼の口付けと胸に与えられた刺激だけなのに、自分はこんなにも彼を求めてしまった。いや、本当はいつでも彼を求めている。しかし、愛しているとは伝えられても、求めてることを伝えるのは難しいこと。それをどうにかして伝える前に、こうして身体で伝えることになってしまった。

「・・・片道切符が欲しいのは・・・私の方なのに・・・」

 逸らした○○の瞳から、静かに涙が溢れた。

「私、いつだってスペクターには片道切符なんだよ?帰って欲しくないもん・・・他の人は侵入禁止。ずっと停止信号だよ」

 スペクターが大好きだった。U.S.S.の兵士であることを忘れ、ただ一人の女にしてくれる彼のことが。

 ○○はスペクターの頬を両手で包み込んだ。

「スペクター・・・続き・・・して・・・?」


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