The man who has another name Nighthawk wants to be your Knighthawk
朝日が昇ろうとするのを見計らうと、ローンウルフはジャケットのポケットからある物を取り出した。そして、朝日が昇るのを楽しみにしている○○を見つめた。
「○○」
「はぁい?」
ローンウルフの中に響き渡る、○○の、これから彼がしようとすることなど全く知らないだろうという返事。知られてしまっても困るのだが、そんな○○の何とも言えない返事が、ローンウルフの緊張を少しずつ溶かした。
「・・・左手を・・・出してもらえるか・・・?」
ローンウルフはシートベルトを外すと身体を○○の方へと向けた。
朝日の光がコックピットを優しく照らし始めている。
「!!・・・ロンさん!こ、これっ・・・!!」
○○の薬指にはダイヤの付いた指輪がはめられ、たった今昇ったばかりの朝日でキラキラと輝いていた。
「俺は、お前だけの男になりたいんだ」
信じられないといった表情の○○は、ローンウルフの顔と指輪を交互に見つめる。
「俺と・・・結婚してくれ」
びっくりしていた○○の表情はだんだんと嬉しそうなものに変わる。
「はいっ!!!」
その元気な返事を聞くと同時に、ローンウルフは○○を引き寄せ深く口付けた。
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