The man who has another name Nighthawk wants to be your Knighthawk
クリスマスに好きな人と一緒に居たいと思うのは当たり前のこと。しかし・・・
「あ〜ぁ〜・・・クリスマスの夜まで任務かぁ〜・・・」
マンションの20階の自室で、○○クはリスマスに好きな人と一緒に居られないことを嘆いていた。しょんぼりとした表情に、頬を少し膨らませている。たった今、好きな人であるローンウルフから携帯に残念な連絡を貰ったばかりなのだ。連絡を貰わなければ、本当はディナーに出かける約束だったのに。
「あ〜ぁ〜・・・」
○○は盛大なため息をつくと、今着ているディナーのために買ったワンピースを見つめた。
「ムダにしちゃったな・・・・・・でも、クリスマスの日に任務って何するんだろ・・・ロンさんはヘリコプターの操縦士で・・・まさか、子供たちのためにプレゼントとか配ってたり・・・?」
○○はサンタクロースの恰好をしたローンウルフを想像する。
「サンタさんかぁ・・・だとしたら、子供たちが羨ましいな・・・」
空を見渡せば雪、街を見渡せば色取り取りのイルミネーション。そして、どこからともなく聞こえてくるクリスマスソング。
○○はつまらなさそうな顔をして浮ついた街を見つめた。
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