ラクーンの同窓会(ver.Christmas)

 クリスマスの夜、とある人物のマンションで懐かしいラクーンメンバーと、それぞれの連れたちが一堂に会そうとしていた。

 しかし!!!

 指定された部屋のインターホンを押せば、レオン一人だけがパーティー用の帽子を被って満面の笑顔で出迎えた。

「あれ?みんなは?」

 みんなはもう先に来ているのかもしれない。そう思い、部屋の中を覗き込むようにして見る○○。

 今日はレオンが幹事の同窓会だった。実は、レオンがクリスマスに独りきりで居ることの寂しさを紛らわすために開かれ、この「同窓会」という名目の「レオン・S・ケネディ君を慰めよう会」なのだ。集まるメンバーは、男性陣はレオン・クリス・ピアーズ・ジェイク・シモンズ・エージェント、女性陣は○○・ヘレナ・デボラ・シェリー・エイダ・ハニガンである。

 ここで一言説明しておくと、○○はレオンが好きとか、そういう訳ではない。はっきり言ってあんまり好きではないし、関わりたくないのが本望である。しかし、クリスマスの今日はみんなが集まるということから、わくわくしながらやって来たのだ。

「これからだ!さぁ!上がってくれ!」

「・・・お、お邪魔・・・します・・・」

 レオンの満面の笑みに若干の嫌悪感を覚えながらも、○○はゆっくりと部屋に上がった。


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