体に付いた無数のい斑点

「お前がいけないんだからな」

 つい先程まで昨日のものとして○○の中で木霊していたその言葉は、今また再び現実のものとなった。

 言いながら、ゆっくりと○○に近付くハンク。静かに伸びる彼の手はやがて○○の顎を捕らえた。

 唇が触れ合うか合わないかという互いの距離。

「・・・フン、いい気味だ・・・」

 もう片方のハンクの手が、○○の腰から徐々に上へと動く。

「あっ、やぁっ・・・っ・・・」

 ハンクの手の動きに合わせて擦れるシーツの感覚と、彼の手の熱に、○○の身体は思わずビクリと反応した。

「・・・身から出た錆だ・・・」

 ○○の胸の膨らみに差し掛かったハンクの手は、急に腰の方へと戻される。しかしその手は腰では止まらずに、○○の膝の裏に入れられた。

 ○○の顎を捕らえていたハンクの左手は、いつの間にか彼女の腰へと回されている。その手は○○の身体を軽々と持ち上げ、洗面台の縁にしっかりと座らせた。そして、膝の裏に入れられた右手はゆっくりと○○の足を持ち上げ膝を折り曲げる。

「・・・ハン、ク」

 折り曲げ、広げられた○○の足は、洗面台の縁から滑らないようにしっかりとハンクの身体で固定された。やがて、シーツと足の間からハンクの手が侵入し、ゆっくりと○○の足の付け根へと動いた。

「あっ、い・・・や!」

 太股を伝うハンクの手から逃れようと、○○は腰を引く。

「お前が私の忠告を聞かないからだ・・・」

 ハンクは○○の腰をがっしりと抱えると、彼女の首に顔をうずめた。


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