行き過ぎた悪戯
―Snipe Of Love―

 5人テーブルに7人が座る。打ち合わせの話に入って少ししたところで、マルコの悪戯が始まろうとしていた。

 ―おい!フィン!!押せ!もっとだ!!

 ん?どうしたんだろう?

 すぐ隣で小声が聞こる。○○が眼を向けると、マルコとフィンがこちらに詰めているようだった。

「あっ!フィンさん、ごめんなさい!狭かったですよね!」

 そうだ〜!私が入ったから狭くなっちゃたんだ〜!!

 ○○は申し訳なさそうな顔をしながら、ピアーズの方へと少し詰めて座り直す。しかし・・・、

 ―それっ!もっとこっちに詰めろ!!

 まだ狭いのか、マルコとフィンはもぞもぞと更に詰めようとしている。

 まだ狭いのかな・・・?

 ○○は再びピアーズの方へと詰める。すると、ピアーズの肩と自分の肩がぶつかってしまった。

「あ・・・二ヴァンスさん、ごめんなさい」

「大丈夫だ」

 ○○が苦笑すると、ピアーズはその苦笑を消すかのように優しく笑った。


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