嘘だろ・・・?こんな優しいの、アリかよ・・・
―Snipe Of Love―

 心を込めて送信ボタンを押した後、ピアーズはポケットに携帯を入れて台所へと戻って来た。フライパンを温め、溶き卵を作っていると、○○からの返信はすぐにやって来た。

 返信を見て、ピアーズは再び優しく微笑んだ。

「あんたは・・・」

 先程からずっと緩みきった顔のまま、溶き卵をフライパンに流しいれる。

「本当に・・・」

 溶き卵を整えながらフライパンの端に寄せていく。

「かわいいよなっ・・・!!」

 ピアーズの作ったプレーンオムレツには・・・ケチャップでハートが書いてあった。


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