2  






『ねェ、晋助…』

「あ?なんだァ…?」

『この関係ってさ…何…?』


痺れをきらした私は彼に聞いてみた。


…無言が続く。



「セフレか何かだと思ってんのかァ…?」

『私は恋人だと認識してるけど…』

「わかってんじゃねェかァ…」


そう言って晋助は私をグッと抱き寄せる。


『し…晋助…?』

「好きだァ…」


耳元で囁かれた言葉に目を見開く。


『も…もう一回』

「ククッ…桜が満足するまで言ってやらァ…」

『じゃ…じゃあ…』


楽しそうに笑う晋助に私はぎゅっと抱き着いて素直に呟いた。



(聞き飽きるぐらい言って…?)



進、後書




::




先頭






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -