トントントン…



あれから3日。

下のお登勢さん達にも挨拶も済ませてこの生活にも慣れてきてかなり充実しています。


(これから一緒に暮らすんだ。)


銀さん…やっぱり優しい。




「おはようございまーす。あっいい匂いですねー」

『…!あっおはよー新八くんっ』

「朝ご飯ですか?」

『うんっまぁ今から銀さん達起こすんだけどねー』

「じゃあ神楽ちゃん起こしてきますよ」

『あっありがとうっ!』

「あ…は、い(かっ可愛い…)」

「んー…いい匂いアル」

『あっ神楽ちゃん起きたんだ?今起こそうと思ってたの』

「銀ちゃんならまだ寝てるヨ」

『うん。先顔洗っておいで?』

「はいヨー」



『さてと…銀さーん起きて下さーい朝ご飯出来ましたよー?』

「んー…」

『はぁー…(やっぱり一筋縄じゃいかないよね…)』

「…桜…」

『えっ…!?(今…)』

「ん゛」


銀さんの手が私の手を掴み思い切り引っ張って引き寄せた。


『きゃっ…ぎ…銀…さん…?』

「んぅー」


迫ってくる銀さんの顔。
しかし私は所詮女の子。
男の銀さんの力にかなうはずもない…

て私何解説してんのォオ!?

そんな暇……!!

『んんぅ…!』

「ん…」

『ぷはっぎ…んさ…?苦し…っ』

「んふふ…」


やっと押し返したのに再び迫る銀さんの顔…

『うわっちょっと銀さん…!!』


「桜さん…って何やってんだァァアア!!」

と新八君の声と共に飛び蹴りが銀さんに放たれた。







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