『ん…っ』


ここは…

あたりを見渡すために若干挙動不審な私…



"糖分"とでかでか書かれた掛け軸…?



見慣れたソファー…




こっ、ここは…!




「ん?起きたかー?」

『っ…!?』


振り返ればそこには…ぎ…銀さん…?え、本物?夢?


『い…った…』

「お…おい、大丈夫か?」

『は…い…!』




銀時side




いつもみてぇにジャンプ買いに行ってた銀さん。


うん。

ただいつも何かに巻き込まれるのも銀さんでーす。


『はっ…なして!!』

「誰が離すか」

ほーらきた。


って…

あの子すっごい可愛いんですけどォォオオ…!!


『もっ…やめ、ろっての…っ』


くそ…天人どもが…


「黙れ…!」


どすっ


『ぅぐっ…!』


「な…っ…!」


俺はこれまでにないスピードで走った…と思う、うん。

そして倒れて行く彼女を支えた。

「てめェら…」

「チッ…行くぞ…!」

「ったく…おい、大丈夫か!?」

『…っ』

「しゃあねぇ…」


俺は小さく溜め息をついて彼女を抱えて万事屋に帰った。

いや、内心ヤバいぐらいテンション上がっちゃってた訳だけどね、うん。



帰るや否や神楽や新八に誘拐だのなんだの言われたのを全力で否定しながら女をソファーに寝かせた。




寝顔も綺麗な顔してらァ…



にしても…この辺じゃ見かけねェ顔だな…

起きたら聞いてみるか。



『ん…っ』





「ん?起きたかー?」







→後書



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