『す…凄い集まってる』
「当たり前だろ、歓迎会だからな」
『ひ、土方さん…』
煙草を吹かしながら私を見る土方さんの横に腰を下ろす。
いや、歓迎会だからなじゃないですよ…たかが歓迎会に警察組織はどれだけ参加したいんですか…。
あぁ、この町は…いやこの国は大丈夫なの?なんてボーッと考える。
「桜ー」
「ぅお!!」
鬼嫁の一升瓶を抱えて総悟くんが土方さんを押し退けて私の横に座る。
「ささ、今日は遠慮なく飲んで下せェ」
『えっ…えーっと』
土方さんの文句を聞き流しながら総悟くんはグラスにお酒を注いでくれる。
グラスになみなみと注がれたお酒に苦笑いが出てしまった。
「じゃあそろそろ始めよう!桜ちゃんを歓迎して…乾杯!!」
かんぱーい!と真選組の皆さんは飲み始めた。
『か、かんぱーい…(やっぱり飲みたいだけ?)』
そう思いながらグラスに口をつけた。
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