『疲れたー…』
真選組での仕事を終えて帰る準備の途中、後ろの気配に気が付いて振り返ればそこには近藤さん。
「今日もお疲れさん」
『あ、はい!お疲れさまです』
「それで、今日これから暇だろうか?」
『え!?あ、えと…どうしてですか?』
ま、まさか残業?それとも…く、クビ!?
冷や汗をかきながら近藤さんを見つめる。
「桜ちゃんの歓迎会をしたいと思うんだが…ほら、まだだったろう?」
『え、えぇ!?あー…参加したいのは山々なんですけど…』
「万事屋か」
『あ、はい…』
そう、銀さん達に黙ってって訳に行かないし…
かと言って歓迎会があることを言った所で許可が降りる気がしない…なんたって銀さんはドが付くほどの過保護だし…。
居候に対して過保護ってどういう事なんだ…うーん。
と考えていれば近藤さんが口を開く。
「うむ…なら万事屋も呼ぶといい」
『ぅええ!?い、良いんですか?』
予想外の近藤さんの言葉に驚きながら目をパチクリしていればクシャクシャと頭を撫でられる。
「アイツ等への連絡はザキにやらせよう、よーし広間に行こう!」
『あ…はい!』
広間に案内されればそこには真選組のほとんどの人が集まっていた…。
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