『久しぶりに仕事が無い…』
時間を気にしないで寝れるって…
なんて…なんて素晴らしい事か
真選組で働き始めてから洗濯とか掃除に明け暮れる毎日だったけど……。
『ふふふ…。』
「…何笑ってるアルか?」
『…!?か、神楽ちゃん…!』
休み嬉しさについ漏れた笑みを聞かれてしまった…。
ど、どうしよう…!というかいつから此処に…!?
「さっきアル」
『え…!?』
ええぇぇ!?な、何故!?
何故私の考えてる事が…
『わかるのォォオ!?』
「……。今日は銀ちゃんがご飯作ったらしいネ。早く来るヨロシ」
『え…』
銀さんが…?なんで…?
凄く凄く不思議に思いながら居間に移動すればそこにはエプロン姿の銀さん。
『(うわ…やっぱりフリフリエプロン…)ぎ…銀さんおはよう』
「お、やっと起きたか…飯出来てんぞー」
銀さんの言葉に慌てて座ろうとすればけたたましく鳴り響くインターホン…。
『あ…私出てくる…!』
「新聞とかだったら追い返せよー?」
銀さんの言葉を聞きながら玄関に向かう。
ゆっくり戸を開ければサラサラの黒髪ロングヘアーの彼が立っていた。
「む?」
『ヅラ…ヅラだァァア!!』
「ヅラじゃないカツラだ…!あ、間違えた桂だ!!」
「るせェェエエ!!!」
「ぐふぁぁあ!!」
叫び声と共に銀さんの飛び蹴りはヅラの顔面にクリンヒットした。
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