『本当に人…足りてないんですね……』

「あはは……そうなんだよ」



なんて事だろう…女中が足りていないとは聞いてはいたけど……此処までとは。

あははじゃないよ、ジミー。


『私を入れて三人って…』

「いやぁ…色々あったんだよね」


苦笑いを浮かべながら困ったように頭を掻いてそう言うジミー……色々って一体……何があったって言うんですか…。

なんて言ってる場合じゃないな……仕事は山積みだ。


「取り敢えず食堂の方は後の二人が担当だから大変だろうけど洗濯をお願いしたいんだ。」

『洗濯ですか』


洗濯……全隊士さんたちの洗濯物を私一人で……?

き、鬼畜……鬼畜だぁぁあ!

なんて事も言ってられないのが現実……うふふ、大変だわ、これは……。

パンと自分の頬を軽く叩いて気合いを入れ直す。


『よし、早速やりますよ!』






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