『「…」』

「(な…なななんなんだ!?この空気…!)あ…あのー桜さァん?」

『はい?』

「ぎ…銀さんなんかした?」

『…いえ?』

「(え…笑顔が怖ェェエ!)あ、桜。着いたぜ…?」

『ここ…?』

「桜の着物買わなきゃな」

『え?』

「その服じゃ何かと目立っちまうからなァ」

『銀さん…ありがとうっ』

「さ、入るぞ」

『はいっ』




銀さんと私は店に入り色々な着物を物色した。

なかなか気に入る物がなかったけど1つの着物に目が止まった。


『綺麗…』


淡い水色に桃色の桜が鮮やかに彩られている綺麗な着物。


「お、気にいった?」

『えっ…うん…っ』

「うー…ん。銀さんも気にいったっコレにするか」

『でも…』

「値段なら気にすんな。昨日コレで買ったからよォ」


そう言うと銀さんは手でパチンコのジェスチャーをして見せた。






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