更新履歴・日記



メルフォレス(2017.03.13 16:44〜2017.03.13 23:21)
返信 2017/03/28 01:18

>すぎのこ様(2017.03.13 16:44)
初めまして、管理人の空汰です。旧サイトの頃からお付き合いいただきありがとうございます^^
掲示板にはとてもお世話になっております。いろいろなコメントが投下されていて心が潤います。ありがとうございます。

そうなんですよね。今回の霊能クトゥルフには学者系ハイスペックと妹ちゃんがいるんですよね。しかも魔術師兄さんの隠れ蓑のために二重のトラップの役割をしていた親友とリドルの手の内(霊能力とPSI)が既に知られているという。これはあかん(歓喜)
個人的に、身も蓋もなく厄介ごとをスルーする兄さんにどうトラブルをぶつけていくかが大切だと思っているので、土壇場での兄さんの悪あがきをお見せできれば幸いです。
ていうか二番目に輝くのがおっぱいなのはともかく、三番目がホモに厳しいところってw
TPOをわきまえたホモには普通に接しますよ。ただ、わきまえない上にアグレッシブに迫ってくるホモに厳しいだけです。

応援ありがとうございます。
なかなか時間が取れない日々ですが、ちまちまと更新頑張ります^^



>腐ったバナナ様(2017.03.13 23:21)
唐突なゴリラには私も噴きました。あのシナリオはすごい。

グレイさんは落ち着いた大人になった版も、落ち着く前の青臭い版もそれぞれ好きです。結局根っこが同じ人だなと思わせる描写は萌えます。
あと銀嶺後の親友とリドルが麻衣兄さんと同時にクロアリ世界に迷い込む設定やばい。その発想はなかった。発想の素晴らしさに嫉妬を禁じえない。罪人設定が明確に出てくるジョカアリでもうまうまできそうな予感がして楽しいです。
SAN値直葬してる親友が、兄さんの精神持ちの女子高生にすっ転ばない理由がなかった。全力で兄さんを引き止めるに決まってるじゃないですかー! でも兄さんが現代日本に帰るのをやめるわけもないという。むしろ親友に「お前も一緒に帰るんだ」と言う可能性大。兄さん、その親友はあなたが死んだところを見てるんやで。現実に戻る=兄さんの死を認めるってことやで。
リドルもリドルで時間の流れが狂った世界に興味を示しそうですし、麻衣兄さんに興味を持たないわけがない。なるほど、通常なら味方になるはずの親友とリドルが複雑な事情持ちで信用ならない相手になるのですか。なんと素晴らしい設定。

それから、グレ麻衣兄の文章ありがとうございます!
……クロアリ世界でも変態がいつも通りの変態すぎて、何故か実家のような安心感を覚える始末。あと、グレイさんの行動が過激になったリンさんで笑いました。二人とも大人の男性だからなあ。しかもそれぞれ癖のある上司持ちという。
バナナさんは素敵な変態使いですね。変態のレパートリーが多いような気がします。私も変態の引き出しを増やしたいものです。ていうかネタいっぱい持ってるじゃないですかもー! 私はそれをチラ見せされてもだもだしつつ萌えるしかない! バレンタインにあえて席をはずす兄さん最高か。

ちなみに、文章を拝読していてふと思い浮かんだのは、三人組のどうしようもない会話でした。


変態について:

兄さん「燃えるゴミと燃えないゴミ、どっちだと思う?」
リドル「燃やすゴミだろう」
親友「ゴミ」
兄さん「お前らが分別に興味がないことは分かった」


全員が害のある変態に厳しいのは仕方がない。
それから、クロアリネタにすごく萌えたので文章書いてみました。いつもありがとうございます!


+ + +


・麻衣兄さんがクロアリ世界に放り込まれる
・その世界に銀嶺の暗躍者ED後の親友とリドルが放り込まれる
・親友は兄さんが死んだことを忘れさせられている
・↑リドルが忘却術をかけたため
・親友視点



 行方不明になった親友が少女になっていた。元の彼の姿とも、ハリー・ポッターという少年とも似ても似つかない。ボブに近い柔らかそうな髪は自然な茶色で、150cm半ばほどの体は華奢。声色も違う。けれど口調は記憶の中の彼と同じで、仕草も全て同じだ。俺やリドルに対する態度も、何もかも同じだ。彼は間違いなく俺の親友だった。

(なんだっていい。姿なんて些細なことだ。■んでさえいなければ)

 上手く表現できないが、久しぶりに生き返ったような気分だ。自分の思考の一部が霞がかったような不可思議な感覚は残るものの、ようやくいつもの自分を取り戻せそうな予感がする。それなのに何故かひどい焦燥感にも駆られる。安心感と不安感を同時に覚えるなんておかしなはなしだが、今の俺はどうしてかそれは当然のことだと受け入れていた。

 彼女が彼だと理解した俺は、感極まって彼を正面から抱きしめた。悲しいような嬉しいような、ぐちゃぐちゃな感情が俺の両目からこぼれ出す。抱きしめた体はとてもとても小さく頼りなく、俺の記憶にない感触ではあったが、温かい。それだけで十分すぎた。

 俺の腕の中の彼は、間違いなく生きていた。

「えっ……お前、泣いて」

 戸惑う声が俺の腕から聞こえる。ああ、心配させてしまっている。だが、俺だって山ほど心配したのだ。雪山に行って以来、彼とドラコは行方をくらませてしまった。探そうにも、俺の記憶は雪山で過ごした部分が判然とせず、手がかりもない。もし彼に何かあったらと思うと、毎日がたまらなく不安だった。

「悪かったな。何だか、お前にすごく心配かけたみたいだ」

 細くて小さい両手が俺の背中に回り、ぽんぽんと叩く。異世界に放り込まれて俺と同じく不安だったろうに、いつだって俺を気遣って励まして、不安な気持ちを見せなかった彼らしい。ああ、大事な親友がここにいる。

 彼は懐かしい口調で、優しく明るい声色で、俺に告げた。

「大丈夫。何とかなるから。一緒に日本に帰ろう」

(――駄目だ!!)

 ……何故だろう。俺は彼の言葉を聞いた瞬間、それはいけないと思った。それが一番幸せなはずなのに、それが一番怖いと理由もなく感じてしまった。

(頑張らないでほしい。頑張らせたら駄目だ。良くないことが起こる気がする)

 根拠など何もないが、俺はそう直感した。よく分からないが、彼を頼りすぎることも、彼を一人にするのもひどく恐ろしい。いや、彼は行方不明になったのだからこの気持ちは当然か。

 俺は彼がかけてくれた優しい言葉に何も返せず、しばらく彼を抱きしめ続けた。





「何とか、ならなかったじゃないか」

 とてもとても小さい声でぽつんと呟かれたリドルの言葉は、意味が分からないというのに何故か耳の奥にこびりついた。



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