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チャレンジャーは力を出し切る
萌え 2022/01/24 21:05


・ゾル兄さん:ガラルのすがた。
・ナックルシティジム戦





 ナックルシティスタジアムは、今までのスタジアムの中で一にを争うほど盛況を見せていた。町の人口と交通の便、試合のタイミングが影響しているのだろう。例えば牧歌的なターフタウンはチャレンジャーの最初の関門というだけあって試合数が多く、試合目当ての旅行客もそれなりに多かったし、最早秘境レベルの立地であるアラベスクタウンは都市部よりも交通網が脆弱なため、旅行客も控えめだった(それでもリーグ期間中は増えるらしい)。そういえばスパイクタウンはダイマックスができないスタジアムなので観客数が他よりも劣るらしいが、代わりにダイマックスに頼らないバトルのコアなファンの聖地扱いされているようだ。そして俺が今立っているナックルシティスタジアムは、リーグを最後まで勝ち抜いたチャレンジャーだけが最強のジムリーダーに挑戦できるとだけあって満席だ。交通網が優れている上、試合数が多くはないので客足が集中するのだろう。観客の声援が圧力となって全身に降り注ぐような感覚がある。だが、スタジアムの主であるキバナがそれに怯むはずもない。スタジアムの中央で俺を待ち構えていたキバナは、俺がフィールド上のトレーナーラインまで歩み出るとニヤリと口の端を持ち上げた。

「待ちくたびれたぜ、ルイ。まあ、お前ならここまで上がってくると信じてたけどよ」

 めっちゃ友達オーラ出すじゃん、と思うが軽口は控える。これまでは彼も俺のことを考えてさほど触れないようにしてくれたのだろうが、今は同じフィールドを踏むトレーナー同士になった。キバナも相応に扱いを変えたということだろう。要は守られるだけでなくなったのだと思うと感慨深い。

 キバナは二つのモンスターボールを取り出し、フィールドに投げた。

「さあ、荒れ狂うぜ! フライゴン、ギガイアス!」

 砂漠の精霊との異名を持つ緑色のドラゴンと、四つ足の獣を模った巌のような外見のポケモンが現れた。どちらも普段はキバナの傍で朗らかな顔をしているが、試合となると随分精悍な表情をしている。

 俺は二ッと笑い返し、二つのボールを投げた。

「――お披露目だ、ドラパルト、サザンドラ」

 場に出したのは、キバナと初めて出会った日に拾った二匹のドラゴンポケモンだ。あの頃は小さな幼体だったが、今では二匹とも立派な進化を遂げている。とはいえ、俺の他の手持ちからは未だにバブちゃん扱いされているが。

「デカくなったなぁ、おチビ共! 今日はお前らの先輩の強さを思い知らせてやる!」

「遠慮なく胸を貸してもらうよ」

 俺がこの二匹を初めて出したのが嬉しかったのだろう、キバナは犬歯を剥き出しにした。

「吹けよ風! 呼べよ砂嵐!」

 キバナが吠える。ギガイアスが体を震わせると、その場に砂嵐が巻き起こった。本来の生息地の環境である砂塵に、フライゴンが生き生きと翼をはためかせる。

「フライゴン、ワイドブレイカー! ギガイアス、ステルスロックだ!」

 砂粒を縫って強靭な尻尾と無数の岩石が飛んでくる。

「ドラゴンアロー、ラスターカノン」

 ドラパルトの頭部からドラメシヤが二匹射出され、フライゴンが凪ぎ払う尻尾とぶつかり合う。その合間を擦り抜けて放たれたサザンドラのラスターカノンは、鈍重で避け切れないギガイアスのど真ん中を捉えて沈めた。おもくそ弱点属性攻撃なので、よく効いたようだ。一方、ドラメシヤを射出することに罪悪感を覚えるドラゴンアローだが、当の本人たちがノリノリなので今では目を瞑っている。それどころか本人たちが調子に乗って練習しまくった結果、なかなか多彩な撃ち方をできるようにもなっている。狙撃性や誘導性を優先するだけでなく、二発同時だったり微妙にタイミングをずらして一発ずつ撃ったりもできるのだ。ドラパルト組は狙撃手か攻城兵器にでもなりたいのだろうか。

 ちなみに、俺の手持ちは特別な指示がない限り、ダブルバトルの際は弱点属性持ちに向けて技を打つようにしている。そのため相手のポケモンの弱点が分かれている時は、わざわざ名指ししなくてもターゲットを決めてくれるので指示を短縮できる。もちろんそれは、事前に相手トレーナーの手持ちを調べているからこそ確実性を持って実行できる策だ。どうせキバナは強いんだし、ジムリーダーなんだからチャレンジャーに調べられてもいいよなという考えである。

「……お前、ホントシンプルに容赦ねぇな」

「キバナなら最初に環境を作ってくると思ったからな。それならもう片方は牽制してくるだろ?」

 キバナは天候使いとも呼ばれているトレーナーだ。フィールドに気を配るトレーナーならば、初手で自分が戦いやすく相手に不利な環境を作って来るだろうと思っていたがまさにそうだった。実際、ギガイアスを初手で仕留めることはできたが、ギガイアスが放ったステルスロックの効果は残り続けている。まるで撒きびしのように空中を漂う岩石は、俺がポケモンを交代させるだけで接触ダメージを強いられる。

「お前ならそのくらい読んでくるよな。――よくやった、ギガイアス。サダイジャ、行くぜ!」

 新たに現れたのはとぐろを巻いた巨大な蛇だ。当然、砂地を得意としているポケモンである。俺は少しだけ考えて、手持ちを交代することにした。

「牽制でドラゴンアロー、サザンドラおいで――とんぼがえり」

 サザンドラには“おいで”の一言で通じるのだが、公式戦的にはなしだと思い出したため慌てて技名を付け足す。これはビビリのサザンドラ坊ちゃんが大得意な技である。この技だけは習得するのが滅茶苦茶早かった時点でお察しだ。ちなみにさっさとサザンドラを下げた理由は……フライゴンの尻尾攻撃に若干ビビっていたからである。恐らく、仲の良いポケモンに攻撃されたのが駄目だったのだろう。ドラパルトが心なしかやれやれと言いたげな顔でドラメシヤを一匹ずつ牽制としてフライゴンとサダイジャに放つ。何かあると真っ先にサザンドラに絡みつかれるのが彼か俺なので、またかというお顔である。またです。キバナまで一瞬似たような顔をしたので、ビビられてることは確実にバレているだろう。

 俺からOKが出されたサザンドラは、全身でサダイジャにぶつかりに行き、その反動で俺の手元に戻って来た。こいつ、絶対フライゴンに行くのが怖かったからサダイジャに行ったな。体力は有り余っているが、実質的には戦闘不能も同然である。バトル前は張り切っていた癖に……。

 一方、サダイジャは長い体を上手く使ったのか、サザンドラに突撃された割にピンピンしている。さらには砂塵の向こう側からドラパルトに睨みを利かせてきた。“へびにらみ”だ。眼光の鋭さに驚いたドラパルトの体がこわばり、動きが封じられてしまう。そこをフライゴンの顎が捉え――る寸前、一筋の光が遮るように割って入った。

「こっちも初お披露目だ」

 サザンドラの代わりに出したのは意志を持つ双剣・ニダンギルだ。フライゴンが噛み付いたのは刃を納めた鞘である。ボールから出たと同時に一振りが宙に漂う瓦礫を身を挺して振り払って道を作り、もう一振りが鞘ごとフライゴンに突撃したのだ。ニダンギルは二心同体。片割れに噛み付いたフライゴンにもう一振りが斬りかかり、噛み付かれた方も鞘から自身を引き抜くことで攻撃に転じようとしたが、フライゴンはすぐさま牙を放して離脱した。鞘にはしっかり穴が空いており、フライゴンの咬筋力の強さを思い知らされる。

「なんだよ! 他にも隠し玉いるじゃねぇか!」

 ここに来ての新しい手持ちのお披露目でキバナくん、にっこにこである。俺に出し惜しみされると思っていたのだろうか。いやいや、最後のジムリーダー相手に出し惜しみはしない。ドラゴンのおチビ達と共にニダンギルはキバナのために取っておいたのだから。……実はニダンギルの方はネズさんとのバトルで出そうかと迷っていたのだが(はがねタイプなのであくタイプに強い)、それは一生黙っておいた方が上手くいきそうだ。

 ところで俺のニダンギル、実は最終進化を本人が全力で嫌がって進化していない奴である。というのも、最終進化形はギルガルドという剣と盾を持つ騎士タイプの姿で、剣そのものの姿から剣を扱う姿にシフトするのだ。それが本人的には嫌で嫌で仕方がなかったらしい。一人で勝手に動く剣のバトル指導なぞどうしていいか分からなかった俺が、とりあえず本人を持って色々やってみたのが大層お気に召したとか。ヒトツキ(剣一本)からニダンギル(剣二本)に進化する際に、俺の持ちやすさを考えたのか大振りの短剣サイズに縮んだくらいにはお気に召している。ギルガルドに進化したらそれをやってもらえなくなると察したニダンギルは、それはもう全力で駄々を捏ねて嫌がった。床をゴロゴロと転がったり、冷蔵庫の中に入り込んだり、布団の中に入り込んだ……りした時はミミッキュ怒りのかげうちが炸裂したが。ミミッキュ的に添い寝は許されないらしい。ともかく、そんなわけで短剣ボディのニダンギルは刀身が短い分だけ当たり判定が少ない上に、ゾルディック仕込みのせいで攻撃が大体急所狙いかつ避けるし受け流すしカウンターする。ジャラランガもそういう部分があるが、要はトレーナーの指示外の動きが容赦ない。お前の特性は本当にノーガードかと問いたい(ノーガード:自分の攻撃も相手の攻撃も必中)。

(うーんどうしたものか)

 話を戻すがドラパルトは麻痺状態、ニダンギルはステルスロックを強引に抜けて手負い。相手側のフライゴンとサダイジャはホーミング・ドラメシヤを一発ずつ被弾しているがまだまだ元気だ。これは酷い。とりあえずどちらか一匹は落としておきたいところだが、俺がそう考えることはキバナも読んでいるだろう。つまり、どちらか一方を狙うにしてもキバナの裏をかく必要がある。……これだから指示するバトルは面倒臭いし難しい。自分一人だったら動きながら考えられるが、ターン制を投げ捨てたリアルポケモンバトルは実際に動くのが自分ではないのでそれができない。

「狙撃でドラゴンアロー、合わせてジャイロボール」

「フライゴン、もう一度ワイドブレイカー! ……サダイジャ、ニダンギルにほのおのキバだ!」

(フェイントかーい!)

 咄嗟に指示出しした後、キバナの指示を聞いて思わず内心で叫ぶ。フライゴンのワイドブレイカー(ドラゴン属性攻撃)とサダイジャの追撃で麻痺したドラパルトの確殺を狙ってくるかと思いきや、サダイジャにニダンギルを狙わせてきた。一方、こちらのドラパルトは麻痺した体でどうにか一匹だけドラメシヤを撃ち出したが、それはニダンギルに向かった尻尾を逸らすのが精一杯。ドラパルト自身は直撃を食らってダウンした。……むしろ、フライゴンだけでドラパルトを仕留められると確信してのサダイジャへの指示か。ニダンギルはフライゴンの攻撃の勢いを利用しつつジャイロボールを繰り出し、攻撃力が上がったそれでフライゴンを仕留めたが、その横っ腹にサダイジャの灼熱した牙が襲い掛かる。幸いにも刀身が短いお陰で直撃は避けたようだが、それでも弱点属性の攻撃なので結構手痛い。

(ニダンギルはほのおもじめんも相性悪いんだよなぁ)

 つまりサダイジャ相手ではバチクソに分が悪い。それなのにどうしてバトルに出したのか? キバナに見せたかったからってだけだよ!!

「ドラパルト、戻れ。交代だシャンデラ」

 ドラパルトをボールに戻してシャンデラを場に出す。もちろんシャンデラもステルスロックを抜けるので多少の傷を負った。一方のキバナはフライゴンを引っ込めると、代わりにジュラルドンを出した。今回のキバナは手持ちを4匹にしているので、これで全て出尽くしたことになる。

(あかん。ニダンギル出すタイミングがどう考えても早すぎた)

 ジュラルドンの弱点属性はじめんタイプとかくとうタイプ。かくとうタイプ技はニダンギルが持っているが、このままだと普通に考えてサダイジャによって次に沈められるだろう。いや……ここでニダンギルを強化しつつシャンデラで守り切れば、ジュラルドンを一撃で仕留められるかもしれない。

 キバナはニヤッと笑うと、手首に嵌めたダイマックスバンドを光らせた。

「ジュラルドン、キョダイマックスだ!」

(ですよねー!!)

 大トリのポケモンのダイマックス化はガラル地方のポケモンバトルの華だ。何より時間制限はあるが単純な戦力強化にもなる。ここで使わない理由はないだろう。合金製のロボット感があるジュラルドンは、客席の高さを優に超すような巨大ビルと化した。……ドラゴンって何だっけ。

「……シャンデラ、ダイマックス」

 このままではいくらなんでもパワー不足過ぎて蹴散らされる。いつぞやのジムリーダー戦のように大規模なダイマックス技を回避しながらサダイジャの攻撃を捌ける気はしないので、俺もシャンデラをダイマックス化させた。

「ジュラルドン、シャンデラにダイロック! サダイジャ、ニダンギルにほのおのキバ!」

 キバナの奴、恐らくシャンデラの弱点をつけないから、純粋に威力の高い技を撃たせてきたな。そしてニダンギルにトドメを刺すと。

「シャンデラ、庇いつつサダイジャにダイソウゲン。ニダンギル、つるぎのまい」

 シャンデラの巨体がニダンギルの前に滑り込み、サダイジャの牙を受け止めた。シャンデラの特性はもらいびであるため、牙に宿された炎の力を吸収することができる。そのまま放たれたシャンデラの技はフィールドの一部を芽吹かせ、サダイジャを仕留めた。すると、倒れたサダイジャの口から濃い砂が吹き出す。特性:すなはきだ。次いで降ってきた巨石がシャンデラを直撃するが、何とか耐えた。

 徐々に弱まっていた砂嵐が再び強くなる。それは視界すら奪いかねない勢いだが――俺の手持ちの中でもゴーストタイプ持ちには視野妨害はあまり意味がない。やたらと俺にワラワラ寄ってくるゴーストタイプポケモンたちは、そもそも俺のオーラに引き寄せられているらしい。つまり、生命力を感知できるのだ。感じ方には個体差があるらしいが、それでも暗闇で活動することが多いゴーストタイプはあまり視覚に頼らずともオーラを察知できるので、砂嵐の中でも正確に相手の位置を把握できる。問題は全身に叩きつけられる砂粒で地味に体力が削られることと、風圧で攻撃の軌道がブレることだろう。キバナの手持ちは当然ながら砂嵐の状況下でこそ真価を発揮できるタイプが多いので、単純にこちらが不利になる環境だ。そして俺は天候を変える術を持たない。どんな環境下でもある程度は上手く立ち回る術を知っているが、それでも優位には立てない。正直、天候使い相手のバトルは得意ではないのだ。恐らくキバナはそれを分かっている。まさに最後の関門というわけだ。

「抜かせてもらうぜ! ジュラルドン、ダイドラグーン!!」

「ダイバーン、つるぎのまい」

 暴れ回る竜……というよりどこぞの本社ビルっぽいの金属の塊の眼前に、サダイジャのほのおのキバを吸収したお陰で強化された火柱が突き立つ。ビルと燃えるシャンデリアがぶつかり合うよく分からない光景だ。ジュラルドンからの攻撃は巨大化したシャンデラが全て受け持っているが、それでも砂嵐は庇い切れない。ニダンギルは砂塵の中で傷つきながらも攻撃力を上げていく。

「まだまだぁ、ダイロック!」

「ダイウォール、つるぎのまい」

 降り注ぐ岩石群をシャンデラの作り出した巨壁が無効化する。そこまででダイマックスは時間切れだった。赤い光が爆発し、シャンデラとジュラルドンは元の大きさに戻った。だが相変わらず砂嵐は吹き荒れており、シャンデラは手傷を負っている。ダイドラグーンを受け止めたのが堪えたのだろう。そもそもシャンデラの防御力はさほど高くない。

「耐え切ったようだが、これで終わりだぜルイ」

 素早さを考えれば行動順はシャンデラ、ジュラルドン、ニダンギルだ。満身創痍のシャンデラではジュラルドンを削り切れず、ジュラルドンはニダンギルを仕留めるだろう。そして次はシャンデラの番だ。俺の手持ちはまだ残っているから勝負自体は勝てるだろうが、すっきりしない。……そうなれば、の話でしかないが。

「ジュラルドン、ワイドブレイカー!」

「シャンデラ、トリックルーム」

 キバナの目が見開かれる。トリックルームとは、フィールド上にポケモンの素早さを入れ替える空間を作り上げるという謎すぎる技だ。素早いポケモンは遅く、遅いポケモンは素早く――つまり、ジュラルドンより遅いニダンギルがジュラルドンの先手を取れるようになる。

 トリックルームを展開し終えたシャンデラが、砂嵐に耐え切れずにへにょりと墜落する。俺はシャンデラを回収しながら指示を出した。

「――せいなるつるぎ」

 ジュラルドンの鋼の尾が振り切られるその前に、二筋の流星の様に加速したニダンギルが襲い掛かる。せいなるつるぎはかくとうタイプ技のため、ジュラルドンに効果が高い。その上つるぎのまいで攻撃力をかなり上げているので、ひとたまりもないだろう。金属質の体に刃を突き立てられたジュラルドンは、悲鳴を上げて倒れた。

 ワッと歓声が上がり、自分が多くの観客に見られていることを思い出す。自慢げにしているニダンギルを褒めてからボールに戻し顔を上げると、キバナもジュラルドンを労いながらボールに戻しているところだった。そうしてフィールドの中心でキバナと握手を交わすと、自分がジムチャレンジを制覇したのだと実感が湧いた。チャレンジャー向けに調整されているので本気中の本気で戦ってもらえたわけではないが、それでも全てのジムリーダーを撃破した。これで俺はガラル地方の全バッジを収集したわけである。

「やるじゃねぇか。これから楽しみだぜ」

 楽しそうなキバナをよそに、俺の脳裏に某有名なセリフが流れた。

(――勝ったッ! 第三部完!)

 なお、一部と二部は行方不明であるし、四部の予定もない。ついでに、この時点で俺とキバナの間にすれ違いが生じていたのだが、俺は全く気付いていなかった。





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ニダンギルの駄々こね:ゾル兄さんによるお稽古「うちのご主人、めっちゃ強くね? 今の俺ってヒトツキ界で最強じゃね?」→ニダンギルに進化「二本になったから二倍強くなった(ロイド理論)。今の俺、世界最強の暗殺者(ある意味合ってる)。月のない夜には気を付けな……(厨二病)」→動画でダンデさんとこのギルガルドを鑑賞「えっうちのご主人と戦い方違うやんけ」→ゾル兄さんにギルガルドに進化したいか聞かれた「ヤダヤダ騎士より暗殺者がいい! スパイかっこいい!(暗殺者とスパイとMI6が混ざってる)」

もしかするとインテレオンと趣味が合うかもしれない。このニダンギルにミッションインポッシブルを見せたら確実に大興奮。

兄さんとキバナのすれ違い:ゾル兄さんはもう全部終わった気でいる。



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