ポタ兄さんとハリ子の合わせ技は猫に苦行を強いる設定
萌え 2020/11/24 01:07
ポタ兄さん×ハリ子で始める魔法生活
▼ハリー・ポッター(ハリ子)/グリフィンドール
女の子のハリー。世渡り上手の兄に大変可愛がられて育ったため、本編のように後ろ向きではないし、僕っ子でもない。ダーズリー一家との仲も、兄の立ち回りのお陰で良好ではないが険悪でもない。日本人的な感覚の兄の影響で、イギリス魔法界の大雑把さに慄いているが、グリフィンドールで揉まれて徐々に図太くなる可能性が非常に高い。その辺りは間違いなく親からの遺伝だが、兄も元々図太いので特に問題はない。
なんだかんだでリドルはハリーが一番魔法の話が通じると思っている。ハリーもリドルが魔法界のことを色々教えてくれるので、兄の親切な友人として素直に慕っている。親友については優しい親戚のお兄さん的存在。ちなみに初恋はセドリック。周囲に年上のお兄さんが多いので、恋愛対象もそのくらいに落ち着く模様。
黒猫に憑依したヴォルデモートさんも一緒にいるが、彼の立場が相当ヤバいことに気付いていない。
※本編でも共通ですが、ハリ子の一人称が僕なのはダドリーの真似をして少しでも愛されたいからという、日本語でしか通用しない設定です。本編のハリ子は諦めてそのまま忘れてますが、こちらのハリ子はそんなことをする必要がないので僕っ子ではありません。
▼ヴォルデモート(ヴォル)
なし崩しで黒猫に憑依して仇の子どもに拾われたと思ったら、ある意味ダンブルドアレベルの天敵が同居していたでござるの巻。
原作に存在しないイレギュラーであるがゆえに、速攻でポタ兄さんに正体を見抜かれた不憫枠。相手が自分をWikiったこともあるし、なんならリドルというネタバレと交友関係にあることは当然知らなかった。
若い頃の自分と思しきリドルが、同年代(に見える)のポタ兄さんたちと楽しそうにしている姿を見て複雑な心境。おまけにリドルは「色んな異世界に行ける僕って本体よりすごくね?」という考えからマウントを取ってくるので、非常にストレスが溜まる環境に置かれている。なお、ポタ兄さんとリドルが本気で手を組んだ場合、科学と魔法の合わせ技という凶悪極まりないことが出来るため、その事実を知ると円形脱毛症の心配をする必要が出てくる。
この世界線だと、残念ながらヴォルハリ子よりもリドハリ子の方が成立する可能性が高い。本編よりもハリ子が真っ当に育っているので……。ポタ兄さんとしても、ラスボスとリドルの二択しかないならリドルを推す(実際はセドリック推し)。
▼ヒース・ポッター(ポタ兄さん)/ハッフルパフ
ダーズリー家での居候も二週目なので、立場が悪くならない立ち回りを心得ている。今回は守るべき妹もいるので、鉄壁のディフェンス力を発揮している。同時に、玄関先に転がされていた子ども二人の面倒を見るダーズリー家はすごいとも思っている。
組み分け帽子相手に全力で駄々を捏ねてハッフルパフ行きを勝ち取った男。周囲への言い訳は「飯が一番美味そう」で通しており、「コイツしょーがねえな」と各寮から温かく受け入れられている。もちろん、実際は一番トラブルに関わりがなさそうな寮だからという理由。なお、今回もおっぱい神として、寮を問わずおっぱい好きの男子生徒から信仰心を獲得しているが、妹には全力で隠している。
妹がまさかのラスボスを拾ってきたので震えを禁じ得ない。どうにかして安全に引き剥がしたいが、それについてはダンブルドアのことを信用しきれていないので相談する気はない。
実はハリーが女の子になっている影響か、ジニーから憧れの人扱いされているが、その辺りのフラグはそっと回避している。同学年の双子に絡まれるきっかけを作りたくないとも言う。
▼リドル/レイブンクロー
闇の帝王に近しい存在と思われ、ヴォルデモート失脚後にマルフォイ家で養育された孤児。率先して貧乏くじを引いたマルフォイ家に感謝べきだが、当の本人は名家だと生活が楽だな程度にしか思っていない。同時に拾われたレストレンジ家の子ども(親友)のメンタルケアだけはちゃんとしている模様。一応、ハリーも身内の範囲に入れてはいるものの、扱い方にとても困っている。ポタ兄さんや親友にするような、雑な扱いをしてはいけないとはかろうじて思っている。自分の本体を何度も退ける可能性持ちという時点で複雑。嫌いというわけではない。
猫に憑依している本体については、割と本気で悪霊の炎で焼き討ちにしたいと思っている。ただ、燃やしたところで意味がないこともよく分かっているので、たまにマウントを取るだけで収めている。
マルフォイ家に保管されている日記帳については、しれっとルシウスの記憶操作をした上でくすねている。処分しているかどうかは彼のみぞ知る。
▼アルファルド・レストレンジ(親友)/スリザリン
ベラトリックスとロドルファスというテロリスト夫婦の間に生まれた設定の一人息子になる。両親がアズカバンに収監されてからは、マルフォイ家に引き取られて育つ。ポタ兄さんと離れ離れで豆腐メンタルが潰れそうになるも、ほぼ同時に引き取られたリドルにケアされてどうにか生きている。ドラコのことは親戚の甥っ子のように見ており、ドラコも懐いている。
生まれが生まれのため、組み分け帽子からとても気遣われつつスリザリンに組み分けされた(家柄がヤバすぎる+本人も社交的ではないのでスリザリンにしか馴染めない)。そのお陰で後輩のドラコがとても可愛いが、ハッフルパフとの合同授業の少なさに打ちひしがれた(合同授業は獅子+蛇、鴉+穴熊のイメージがあります)。
魔法の実技が苦手。霊能力の時は肉体言語に帰結していたので何とかなったが、魔法はそうもいかない模様。箒に跨っていいのは小学生までだと思っているが、シリウスの空飛ぶバイクはロマンだと思っている。実際のところ、飛行術なら箒よりバイクに乗った方が上手くできる。魔法薬学の授業は、ポタ兄さんに「家庭科の授業」と吹き込まれてどうにかこなしているが、適正のなさはスネイプが頭を抱えるレベル。
こんな感じのメンバーがブラック邸で同居しているという、某闇の帝王さんにとっては地獄のようなサバイバルファンタジー。
ブラック邸はブラック家と血の繋がりのある親友が引き継いだ設定(最後の後始末役+ドラコはマルフォイ家に残したいルシウスの親心+シリウス?血を裏切るあいつはブラック家じゃねえからという雑な解釈)。もしかすると親友は、壁に飾られたブラック家のばあ様と「さっさと出て行け」「うるせえババア」と口論しているかもしれない。そのうち本当の家主(シリウス)とひと悶着が起きる。
prev | next