特攻隊弓士プロット+α



2010/10/29 18:16
1945/05
■5月■
翌月、予科練・他隊から二十余名の若者が編入、その中では予科練で士郎と同期だった一成・慎二の姿もある。
つかの間邂逅に沸くが、二人もいずれは特攻任務につくのだという事実に士郎は自分の仕事に疑問を持ち始める。
■5月中旬■
ある休日前夜、アーチャーは基地内の人間を誘って飲みに出かける。
騒ぐ兵たちから少し離れた場所で酒を飲んでいたアーチャーに士郎は胸の内を明かす。
「お前はお前の仕事をしろ、機体故障で墜落なんて無様なことはさせてやるな」
「でも……俺は戦って勝つ為に、今よりもっとよくなるように、整備してるんだ。敵に突っ込ませるためにやってるんじゃない」
「上が決めた事だ」
「南洋がとられて、資源も入りにくくなった。ガソリンだって不純物だらけで配給量も少なくなってる。アメリカに対抗するなんて」
「シッ……おい、私は先に帰る。女将、悪いがこいつらのは私にツケておいてくれ」
士郎の腕をとって店を出るアーチャー、そのまま自分の下宿まで連れて帰る。


<新古>


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -