R18について。

連載中のR18小説は読まなくとも本編内容に支障はありません。以下自己責任でお願いします。

(苦情は一切受け付けません)






















「本当に良いのか?」
「う、ん」

ギシリとベッドのスプリングが音を立てる。普段はわたし一人の体重だけの負荷が掛かるはずのベッドが、今は今までとは違う。目の前には、西くんが、いる。暗黙の了解というか、掟というか。今までは両者共に、侵してはならない他人のテリトリーという感覚を持っていたのかもしれない。だけど今日は

「名前」

シャツの中で、わたしの背に這わせていた手を止め、西くんが耳元で尋ねる。

「今ならまだ止められるけど、どうする。本当にいいわけ?」

色んな意味での、最終確認。

「…うん」

わたしが頷いた次の瞬間、西くんのテニスよってブラのホックがいとも簡単に外される。感じた解放感と冷気に思わず肩を揺らした。すると、息を吐く間もなく西くんがわたしの胸を揉み出す。

「ん…っあ、あ」

乱暴に揉まれるのならまだしも、彼の手はやんわりと優しくわたしの胸を揉んでいて。上擦った声しか出ないことが自分で恥ずかしかった。

そうこうしている内に西くんはわたしの胸に顔を埋め、シャツ越しに右の乳首を舐め始めた。もう片方は指でつまんだり転がしたりして、西くんはそれを左右交互に続けていく。

「んっ、あ」
「うわ、名前すっげぇエロい。乳首のうすピンクがシャツ越しでも分かる」
「っや、やだ、」

西くんの言葉に顔が赤くなり、わたしは手で顔を隠す。自分の体が感じていることが恥ずかしくて、それを西くんに見られていることも恥ずかしくて、何よりそのことを言葉にして言われるということが恥ずかしくて、わたしは泣き出してしまった。

「あ…悪ぃ」
「…っ」
「意地悪言ったお詫びに、今日はすっげぇ優しくしてやるから」

西くんは悪くないのだ。そういう意味を込めてふるふると頭を横に振るわたしに、普段からは想像も出来ないような優しい声を出して、西くんが私の頭に手を乗せる。それに安心して、わたしはまた少しだけ泣いてしまった。

「落ち着いた?」
「ん…」
「じゃ、そろそろ本番な」
「…え、」

その言葉を理解した時、既にわたしの下着は西くんの手によって呆気なく剥ぎ取られ、足は大きく開かれており、西くんの指はわたしの割れ目をなぞっていた。

「あ、ぁあっ、」
「あ、もう濡れてる。そんなに気持ちよかった?」
「…っぅ、あ、」
「まずはGスポット探すか」

Gスポットが何を意味するのか聞き返す間もなく、西くんの指がわたしの中に入れられる。

「ふあ、あっ」

色んなところを指で触られて、突かれて。西くんはまだ足りないと思ったのか、もう一本指を追加する。

「あっ!」

すると、ある部分を突かれたと同時に、今までとは比にならない位の高い声が出てわたしの腰が大きく反れた。突然の出来事にお互いがぽかんとした表情でお互いの顔を見つめていたが、西くんはにやりと笑みを浮かべると、再び指でそこを触り始めた。

「ふーん、ここが気持ちいいんだ?」
「やあ、あっ」

Gスポットの位置を掴んだ西くんは、そこをしきりに攻める。突かれる度に上がる声に、西くんがにやりと笑った気がした。

「…そろそろ良いか」

西くんは指を抜くと、自分の制服のズボンのチャックを下ろし、下着の中から大きくなったそれを取り出す。初めて見る男の人の、それ。大きくてグロテスクで、西くんには似合わないとさえ思った。

「そ…それ、いれるの?」
「うん」

さらりと肯定する西くんに、背中に冷や汗が伝う。わたしは思わず開かれた足を閉じた。それを見た西くんが眉をしかめる。

「悪いけど、此処まできて止めるとか無理だから」
「、!」

そう言うと西くんは再びわたしの足を開き、自身のそれを膣口にあてがう。

「ぅ…っあ、あ」
「…っ、ほら、半分入った」

少し意地の悪い顔で嬉しそうにそう言う西くんに、わたしはただ荒い呼吸を返すことしか出来ない。

「っ…痛く、ない?」
「ん…ちょっと痛いけど、だいじょうぶ…っ」

軽い息切れをしながらも返事をする。次の瞬間、西くんが一気に腰を沈めた。今まで感じたことのないような痛みと快感、少しの圧迫感が一気に押し寄せる。頭がスパークした。視界が真っ白になって、瞼の裏がチカチカして、比喩表現を使うなら、正に頭の回りを星が飛んでいる。

「…っ、あ、挿れただけでイくとか、反則だろ…っは、きっつ…!」
「〜…っ、にし、く…!も、むり、」
「まだ…っ動くよ、」
「ひあ、あっ」

開始されるピストンに、私は思わず西くんの羽織っているカッターシャツを握り締める。





(その時、彼の表情が今まで見たこともない程の悲しみに満ちていたことなど、当時の私には知る由もなかったのだ。)









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