とある男は一人だった。
男は小さい頃親に捨てられ孤児院にいた。
物心ついた頃から、男の周りでは奇怪なことが起こっていた。
男はとある魔法使いに勧められ、魔法使いの学校に入った。
その学校で男はとある美しい女生徒に出会った。
男はその女生徒を愛した。
男がこの世で初めて愛した女性は不老の血の持ち主だった。
しかしその女性が学校を卒業し、結婚したのは一寸法師の末えい。
2人は幸せだった。
男は哀しんだ。
哀しみのあまり、男は闇の魔術に興味を持った。
そうしてその幸せな2人の間に子供が出来た。
男は怒り狂い、2人の間に出来た幼い子供だけを無理矢理奪うと、その子供の両親を殺した。
全ては男がその女を愛したが故に。