●孤高のセフィロス先生


「明けましておめでとうございます、先生。」
「あぁ、おめでとう。」
「……。」
「自分から挨拶に来ておいて、何故遠ざかる?」
「直感で危ない感じがしたからです。」
「ふん…中に入ったらすぐにでもドアに鍵をかけて此処から出られなくしてやったのに…可愛げのない娘だ。」
「(やっぱり危なかったんだ)…それじゃ、私はこれで失礼します。」
「まぁ待て。」
「な、なんですか。離して下さい。」
「このまま帰すと思うのか…?」
「え…(この展開、危険じゃない?)」
「正月の挨拶まわりだか知らないが…男の家に一人のこのこやって来て、ただで帰すわけがないだろう?」
「な、何を…」

ずいっ

「へ?」
「持って行け…御節料理だ。ご両親によろしく言っておいてくれ。」


(意外と礼儀正しい常識人)




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