▼11/20 小平太×トモミ(現パロ?)

彼は悪魔だった。
比喩的な意味ではない、正真正銘の悪魔であった

「いっけどーん!」
「わっ!?」

しかも、とびきり元気な。
飛びつかれた腰周りが馬鹿力によって軋んで痛い。
そしてその痛みは、私を現実へと引き戻し思い知らせる。

私の恋人は悪魔だったと。


「せ、先輩、本当に…?」
「まだ疑っているのか?トモミも案外馬鹿だなぁ。じゃなきゃあ今までの不幸に説明がつかないだろう。」

先輩の笑顔に寒気がする。
とてつもなく恐ろしい事を口にしたと言うのにまるで、無邪気な子供のように笑っていた。


「どうして…」

愚問と言えば愚問だ。
悪魔が悪事を働くのに理由など要らない。
あるとすれば、そう、悪魔だから。
しかしどうやらそれ以上に最悪な答えが存在したらしい。



「だってさ、トモミが好きだから。」

欲しくなったんだ。

きらきらと輝く笑顔はおおよそ悪魔のイメージとはかけ離れたものだが、私をベッドに縫いつける先輩の行動はどう考えても天使のすることではない。
それでも彼は言うのだ。


「トモミだけは幸せにしてやるからな。」

悪魔の言う事など本当かどうか分かりもしないのに、これから起こる事を理解しながら身を任せてしまった私は、もう


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こんなんばっかですね私が書くのは。
とりあえずブラック小平太を書きたかったんです…ギャップ萌えですみません反省はしてないですすみません。

何をもって悪魔との契約だとか交わりなのか分からないので、後半はもやもやにしましたが、恐らくブラック小平太の事ですから孕ませれば自分のものに出来るんじゃね?みたいな、ね…。
…やっぱり反省します、すみまっせーん!




▼11/25 綾部×トモミ(現パロ)

甘い言葉が欲しかったわけじゃない。
だって最初っから期待してなかったし、それに彼は所詮私に言い寄る大勢の男の一人だもの。言われたところで彼という存在が私の中でどうなるわけでもなかった。

「死んでも一緒に居てあげる。」

不思議なことだけど貴方の言葉に、"何様よ"なんていつもの私らしい言葉も出なくて、ただただ込み上げてくる涙を拭うことすら出来なかった私は寂しかったのだろうか。
抱き締められて彼の服に吸い込まれた涙が布地の色を変えていくのをぼんやりと眺めて思うのは、彼以外に付き合っていた男達に一体どうやって別れを告げようか、それだけだった。


(ごめんなさい私の世界は色付いてしまったの)





▼11/29 左門×トモミ


「トモミちゃん…?」
「……。」

着物に皺が付いてしまっても構わない。
離したら最後、この人はきっと何処かに行ってしまう。それは戦場かもしれないし、或いはもっと遠い所かもしれない。

もう置いて行かれるのは、ただ待っていることしか出来ないのは嫌。
だから、離してはいけない。

そんなシンプルな結論を、貴方は全て分かっていたかのようにいとも簡単に崩すのだ。


「一緒にいこう。」

見上げた視線の先にはあの頃と変わらない透き通った笑顔だけが存在していた。
どこまで、なんて愚問

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いつも以上に勢いで書いた。
左門好き…

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