▼10/1 仙蔵×トモミ

頭のてっぺんから足の爪先まで、

「おまえは私のものだよ」

たっぷりとした藍色の髪の一筋でさえ、他が触れることは許さない。いいね?




ならば、隠そうともしない独占欲をかざして触れる指先も

「貴方は、私のものになってくれるのですか?」

見返りの無い愛なんて、私は欲しくはありません。誓ってくださいますか?


不毛な束縛?
いいえ、愛を信じてないだけ





▼10/11 食満×トモミ
※会話文。食満とトモミが夫婦。
鉢屋が食満不在を狙ってトモミを口説きに来ました。




「で、私に乗り換える気になった?」


「…相変わらずですね鉢屋先輩。乗り換えませんてば。」
「えぇ?」
「ていうか、もう結婚しちゃったんですからいい加減諦めて下さいよ。」
「人妻ってのも燃えるなぁ。」
「…ホントに相変わらずですね。」
「大体、トモミはそれで満足してんの?」
「?」
「夜のお・は・な・し。」
「セクハラです。」
「あぁ、もしかして『今夜は俺の鉄双節棍が唸るぜ!』みたいな?」
「最低…。」


「ならお前には本物の鉄双節棍を味わってもらおうか。」

「お帰りなさい、留三郎さん。」
「あーらら食満先輩お久しぶりです。」




食満家の鉄則
人の嫁を口説くヤツには鉄拳制裁
ましてセクハラなぞ言語道断、万死に値する

(殺されたくないんで、また日を改めてトモミを口説きに来まーす。)
(逃がすかあぁぁ!!)
(あなた、ご飯の準備出来てますよ。冷めないうちにどうぞ。)
(お…おぉ。)

*******
トモミちゃん最強説。
「あなた」呼びで一瞬で食満を鎮めちゃいます。
トモミちゃんはもう鉢屋のセクハラに慣れてますから、構いません。でも我慢ならない夫。
鉢屋はそろそろ背後に気を付けた方が良い^^





▼10/18 伊作×トモミ


仄かに血の匂いを纏ってうそぶく貴方は、やっぱり優しくて忍者には向いていないと改めて思う。

「酷い人ですね、先輩は。」

ちょっとぐらいその荷物を背負わせてくれたっていいじゃない。
そうすれば私も貴方も同じ血に濡れる事になるのに。それすらも許さない。
ホント、優しいようでいて酷い人。







▼10/18 団蔵×トモミ


地面を蹴る振動が伝わる度に跳ねる髪が頬にかかる。
それがくすぐったくて昔とは違う逞しくなった広い背中に抱き付いてやれば、手綱を引く手を片方外して私の回した腕をその大きな掌で包み込まれた。

「…団蔵?」

行為の意味を聞き出すことは叶わなかったけど、髪から覗く耳が赤くなっていたのを見てつられて熱を帯びた顔をもっと強く押し付けてやった。

(可愛いヤツ)






▼10/18 小平太×トモミ


もし戦場で敵として出会ってしまったら

「そりゃあ戦うだろ」
「…私、手加減しませんよ?」
「むっ!私だって手加減しないぞ!いけいけどんどんだからな!」
「じゃあ私はそれを上回るくらい強くなりますから、覚悟しといて下さいね。」



あの日の正しい答えは、結局分からず終いだけど

「お久しぶりですね、七松先輩。」
「…トモミか。」
「では宣言通り死合いましょうか。」
「いいぞ、仲間の仇をとってやる。」

次にまた巡り会えたなら、今度こそ貴方を愛せますように


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はいはいもぐもぐどんどん(^q^)






▼10/22 プロ忍文次郎×在学中トモミ


薄暗い部屋の中で儚げに白を映し出す。

「私 は」

細く繊細な指で文次郎の寝着の裾を申し訳程度に掴んだ。

「先輩に触れてもらいたい、です…」

微かに震える声でそれだけ言うと上気を帯びた顔を、彼の胸に埋めた。
文次郎の呼び方が昔のものになっていたのは無意識かもしれない。それでもまるでそれが"あの頃のように"、という意味合いを含んでいるように感じて。

目の前のトモミを壊れないように優しく、極力優しく抱き締めた。


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説明をさせて頂きますと、
2人は晴れて恋仲になったワケですが、どんどん綺麗になって女らしく(今でも充分ですが!)成長していくトモミに文次郎が意識しすぎて付き合う前以上に触れてこなくなってしまったので、トモミが大胆にも夜這いにやってきたけど実際本人を目の前にしたらわやわやしてしまって今に至る?(聞くな)
ただ、一回そうなってしまったら歯止めききませんからね。文次郎だってギンギン…もとい男ですからね。据え膳食わぬはなんとやらですからね!
この後のアダルトタイムを書きたい…





▼10/30 文次郎×トモミ(死ネタ)


「私の体は男達に蹂躙される為にあるのではありません。」

「戦う為に、あるのです。」


かの戦いの女神は気高く、そして美しく


遠く及ばない領域にまでその身を捧げた彼女は最早神聖なものになってしまったのだ
それでも
俺がただ一人、守りたかったのはお前だけだったと告げることすら叶わず、
逝ってしまった彼女を思い出しては
来世などと言う不確定且つ不安定なものの可能性を信じたくなるのはきっと、
(愛していたから)


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守りたかった文次郎と
戦いに身を投じたトモミ
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