▼こへトモ・現代?
「あ、居たっ。おはよう。」
「ふふふ、慌てないで。ご飯ちゃんと持ってきたから。」
「よしよし、たぁんと食べて大きくなるのよ。」
「 」
「…ん?」
「どうした小平太?」
「呼ばれた気がする。」
「はぁ?誰にだ?」
「…行ってくる!」
「あっ、ちょっと待っ」
「いっけどーん!」
「それでね、今日七松先輩がね」
がさがさがさっ!
「呼んだかトモミっ!」
「きゃああぁ!?」
「お?犬だ!」
「ななな何で先輩がっ…此処に」
「トモミが呼んだのだろう。」
「へ!?…あっ、えっと、違いまして…この…犬に七松先輩のことを話していただけなんですけど。」
「ちがーう!」
「え」
「"七松先輩"ではない。私は確かに"小平太"と呼ばれたのだ!」
「!…誰…か、別の人と間違えたのでは?」
「私がトモミの声を聞き間違えることなど、伊作が不運じゃなくなるぐらい有り得ないぞ。」
「(それは確かに有り得ない)」
「呼んだのはトモミだろう?」
「…はい。」
あなたの名前を呼びたいがために付けたなんて言えない(ほう、この犬の名前が小平太なのか!)
(ごめんなさい。別に悪気があったわけじゃなくて…)
(そうかつまり!トモミは私に犬になって欲しいんだな!)
(はい!?(どんな思考回路!?))
(よし分かった。今日から私はトモミの犬になってやろう!皆に報告してくる!)
(誤解されますやめてください!)
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「犬が欲しいのだったら私に言えば良かったのに…!」
と首輪を付けた鉢屋がオチ。
現代要素皆無…!