「トモミちゃん…?」
「……。」


着物に皺が付いてしまっても構わない。
離したら最後、この人はきっと何処かに行ってしまう。それは戦場かもしれないし、或いはもっと遠い所かもしれない。

もう置いて行かれるのは、ただ待っていることしか出来ないのは嫌。
だから、離してはいけない。


そんなシンプルな結論を、貴方は全て分かっていたかのようにいとも簡単に崩すのだ。


「一緒にいこう。」

見上げた視線の先にはあの頃と変わらない透き通った笑顔だけが存在していた。




どこまで、なんて愚問

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いつも以上に勢いで書いた。
左門好き…
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