この世で僕は、飽くことのない破壊を愉しむだけで良かった
裏切ることのない血にまみれ
恍惚なる死の頂きでゆるりと見下ろしていたかった
それが揺るがぬ"僕"という存在証明
過去も未来も現在もそうである筈だったのに
あの女が僕を捉えて離さない
吐き気がするくらい生温い感情に犯される僕の精神
殺したいと思う心と相反して自分のものにしたいという欲望が反発しては混じり合い、ひとつの至極単純な答えを導き出した
あの女が欲しい
何ものにも染まらず
何ものにも屈しない
あの女を
「ティファ 」
征服したいのだ
全てを
「…愉しみだ」
来たる月夜の晩にまた
必ずお前に会いにゆこう
その時はどうか、美しい声で鳴いてくれ
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意味が分からない?
奇遇ですね私もですよ。