▼Dear my XXX(燦牙と咲闇と、)

俺の、少し、昔の話。甘酸っぱくて、冷たくて、暗い匂いのする話。誰にするでもないけれど、頭の中をぐるぐると、まわっては、また奥へと引っ込んでいく。気まぐれに顔を出しては逃げていくことの繰り返しだったそれを引き留めたのは、瑞々しくも淀んだ、俺の追い求める新緑の瞳だった。また会えたね。



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