エレベーター


「んーどれにしようかな」

ヒロインは、仕事帰りスーパーに寄り、買い物をしていた。
時刻は21時、店内も数える程しかお客はいない。

「早く帰って休もう」

調味料や野菜などを籠に入れると、ヒロインはレジへと歩く。

「ん?」

何やら、レジ付近が騒がしい。
見ると、サラリーマンらしき男性と男子高校生が何か言い争っている。

「だからおっさん金持ってんだろ?さっさと出せよ、あー?」
「わ、私は持ってません…!」

どうやら、少年が男性に恐喝をしている様だ。
他の人は見て見ぬ振りをして、通り過ぎている。
正義感の強いヒロインは、見ているだけで許せなかった。
そして、ツカツカと2人に歩み寄る。

「ちょっと貴方」
「あ?」

少年は、ギロッとヒロインを睨む。

「なんだよお姉さん」
「恐喝は立派な犯罪よ、やめなさい」
「うるせえな。あんたに指図される覚えはねえよ」

少年は突っかかってくるが、ヒロインも負けていられない。

「ふーん。なら今すぐ警察呼んでもいいのよ?」
「何だと?」
「ここから警察近いしね、直ぐ来るわよ」
「ちっ…」

少年はそう吐き捨てると、その場から去っていった。

「大丈夫ですか?」
「は、はい!本当に…本当にありがとうございます…!」

男性は、ヒロインに何度もお礼を言ってから帰って行った。

「今の子って躾がなっていないのよね、恐喝なんて最低だわ」

ヒロインは、レジに通した品物を袋に詰めながら言う。

「けど、防げて良かった。さて、帰ろう」

袋を下げ、エレベーターの前まで来るとボタンを押す。
地下にあるスーパーなので、地上に戻らなければならなかった。
エレベーターに乗り、閉めのボタンを押そうとした時だった。

「俺も乗せろよ」

乗って来たのは、先程恐喝をしていた少年だった。

「…」

ヒロインは嫌だったが、仕方がない。

(直ぐ上に着くし、我慢我慢…)

ヒロインがボタンを押すと、ウイーンという音と共にエレベーターが上へと上がり始める。
ヒロインは、じっと上に上がるボタンを見つめていた。
幸い、少年も黙っていて何もして来ない。
が、突然ガタン!という音と共に、エレベーターが動きを止めた。

「え、何?ちょっと…!すみません!」

ヒロインは、非常ボタンを押す。
返事は直ぐに帰って来た。

「お客様申し訳ありません!エレベーターが故障してしまいまして…30分程で直ると思いますので、暫しお待ち下さい…!」

店の人との通話は、そこで切れる。

「もう、最悪…」

よりによって、30分もこの恐喝少年と居なければならないのだ。
自宅のベッドが恋しい。
すると、今まで黙っていた少年が突然笑い出した。

「はは、こりゃあいいぜ」

ヒロインは、黙ったまま前を向いている。

「あんたの後を付けてヤっちまおうと思ったけど、手間が省けたぜ。くく…」

ヤるという言葉に、ヒロインの怒りの炎がまた点いた。

「ちょっとあんた…きゃあ!」

後ろを振り返り文句を言う前に、ヒロインは少年に後ろから抱き締められていた。

「な…何するのよ!離しなさい!」
「やっぱ年上の女は良いよなぁ、良い匂いするし。何より、このおっぱい…」

むにゅっという音が、鳴りそうな気がする。
少年は、ヒロインの自慢である胸を、脇から手を伸ばしむにゅっと触っていた。

「や、やめなさい!何するの!」

ヒロインはビックリして、少年の手をつねろうとした。

「諦めなよお姉さん。後30分出られないんだぜ?くく、それまでずっと抵抗出来んの?」

少年が、妖しく笑う。
ヒロインの顔が、サッと青ざめる。
そう、どんなに抵抗して暴れても、ここは密室。
逃げられる所はない。
少年は笑ったまま、ヒロインの胸を掌を使ってやわやわと揉み始めた。

「やめなさい…!!」

ヒロインは、顔を横に振る。

「直ぐ気持ち良くなるから。それに、さっきのお返し、まだしてないからな。くく…」

耳元の声が、悪魔に聞こえる。
ヒロインは、ただ俯いて耐えるしか道がない。
力で男に敵うわけない、逃げる所もないのだから。
少年は、ヒロインが大人しくなったのを良い事に、彼女のシャツのボタンをプチンと外し始めた。

「やめて!お願いやめて…!」

抵抗しても、少年がやめる筈がない。
ボタンを全て外してしまうと、ブラジャーに包まれた大きな乳房を掌で包み込み、形を確かめる様に上に上げる。

「ぁ…っ、くっ…」

ヒロインは、現れ始めた快感に吐息を漏らす。

(駄目よ、こんな最低な奴に感じるなんて…)

ヒロインは、唇を噛みしめる。
が、少年の動きは止まらない。
ブラの上からでも分かる、乳房の柔らかさを堪能している。
大きく上に上げながら、優しく円を描く様に揉む。



「ん、ぁ…あっ…」

ヒロインは、段々大きくなる快感に、我慢出来ず吐息を漏らしてしまう。

「…感じてきた?」

少年が耳元で囁く。

「ち、違う…!」
「ふーん…まだ抵抗すんだ。じゃあ…」

少年が、ブラのカップの裾を掴むと、ゆっくり上にずらし始めた。

「!やめてお願い!」

ヒロインが抵抗しても、ブラはすんなり上に上がり、乳房と乳首を露わにさせてしまった。

「ほら、おっぱい出てきた…」
「お願いやめて…」

ブラの窮屈さから開放された喜びの様に、乳房がぷるんと揺れた。

「すっげえ…」

少年が、背後から覗き込みため息を漏らす。

「こんな綺麗なおっぱいしてんだお姉さん。何人の男に揉ませたんだよ?」

少年はそう言い、両手で乳房を包み込み、直の感触を楽しむ。

「あ…っ…」

ヒロインは直に乳房を揉まれ、声を漏らす。
柔らかい乳房を両手で包み、横に寄せる様に揉む。

「あん、や…やめな、さい…」
「良い声出してるじゃん、お姉さん気持ち良いんだろ?」

指を食い込ませながら、乳房を大きく揉む。

「ぁあ…っ、気持ち、良く…ないっ…」
「ふーん、結構強情だな。…なら」

少年は、揉んでいた手を離し乳首を摘むとこりこりとした。

「あぁ!」

いきなりの乳首の刺激は強烈で、ヒロインは堪らず声を上げる。

「…気持ち良いだろ?こんなに硬くなっちまったぜ?」

少年は、指の間に乳首を挟むとそのまま乳房をこねる様に揉む。

「あっ、ぁ…あん」

段々と、理性が失っていくのが分かる。
少年の言う通り、気持ち良くて堪らなくなってきていた。
そして、乳首を指先で押さえられこねる様に転がされると、思わず首を反らしてしまった。

「あっあん!あぁ…っ」
「そんな良い声出して、良いねお姉さん。さっきはあんなに怒ってたくせに、今は俺の中で喘いで…くく」

少年の言葉に、ヒロインの理性が一瞬で戻った。

(私、幾ら密室だからって、こんな奴にこのまま犯されていいの?絶対…嫌!)

ヒロインは、自分の乳房を揉んでいる少年の手をぎゅっとつねった。

「いてっ!」

少年が離れた隙に、ヒロインはドアをどんどんと叩く。

「誰か助けて!早く開けて!」
「…やりやがったな」

少年が妖しく笑う。
ドアは、ヒロインが叩いても開く事はなかった。
それどころか、少年の反撃が始まった。

「きゃ!」

少年はヒロインの腕を掴むと後ろに引っ張り、エレベーターの床の上に押し倒してしまった。

「な、にするのよ!は…」

ヒロインが反論する前に、少年は彼女の肩を押さえつけ起き上がれない様にした。
そして、自分がしていた制服のネクタイを取ると、ヒロインの両腕を縛り上げ上で固定してしまった。

「は、離しなさいよ!」
「ダメだね、お姉さんが悪いんだろ。逃げようとするから。これならもう…逃げられねえ」
「くっ…最低よ!最低…あっ…!」

少年は、再びヒロインの乳房を両手で掴んでいた。

「もう容赦しねえぜ…お姉さん」

少年が、妖しく笑ったー。

両手で掴んだ乳房を、そのまま円を描く様に揉み始める。
既に硬い乳首が掌に当たり、揉まれる度に当たって擦れて、快感を再び引き寄せていた。

「あんっ!あぁ…い、や…あ」
「くく、良いね。その顔、気持ち良くて仕方ないんだろ?」
「ち、違う…!」
「…本当強情。諦めて快感に溺れなよ…」
「んん!」

少年は、いきなりヒロインの唇を奪った。
舌を入れ、逃げるヒロインの舌を探し当てキツく吸い上げる。
乳房の愛撫も続いており、ヒロインの足がくねくねと動いている。
少年は、唇から首へ、鎖骨、乳房へと舌が這わされていく。

「くく…美味そうな実だな…」

少年はそう笑うと、ヒロインの左の乳首に舌を当てペロリと下から上へと舐め上げた。

「あぁっ!」

ヒロインがびくりと跳ねる。
少年は、そのまま舐め上げた乳首を口に含みちゅうちゅうと吸うと、ちゅぱっと引き抜いた。

「ああん!や、ぁあ…!」

電流が走ったような感じだった。
ヒロインは大きく喘ぎ、身体を跳ねらせた。

「…美味よ、お姉さんの実。硬くてしゃぶりやすい…」

引き抜いた乳首をまた口に含み、コロコロと舌で弾く。
右の乳房は手で揉みながら、指先を乳首に当て押すように刺激した。

「あぁあん、あんっ!」

首を反らし、ヒロインは喘いでしまう。
久しぶりの愛撫に、身体が熱くなっていた。

「っ…まじ良い声出すな。やっと、本気で喘いでくれてるな、お姉さん」
「ちが…」
「素直になんなよ…」

左の乳首を再び口に含み、ちゅぱっと音を立てて吸う。
右の乳首は、指先で押さえるとコロコロと優しく転がす。

「はぁん!あん!だ、だめぇ…あん!」

ヒロインは、少年に言われた通り、快感に溺れていた。
抵抗する言葉は出ても、身体が動かない。
乳首の弱いヒロインは、もう理性が戻れそうになかった。
少年は、それを知っているかのように、愛撫を続けてやめない。
乳首を指で優しく押し、乳輪に入れるようにする。
そして、一旦離してピンっとそそり立つ乳首を、指先で撫でる。

「はああん、ああん!」

ヒロインは気持ち良くて、自分から少年の口へと胸を突き出した。

「…素直になったな、お姉さん」

少年は、やっとヒロインが落ちたと分かった。
そして、乳首を舌先でチロチロと上下に転がし、指で摘んで捻る。

「やあんっ、はあん、あぁっ…」

硬い乳首は、少年の愛撫によってよく転がっている。

「ん…美味いな。こんなに硬くてさ…凄いぜ、俺の舌と指に吸い付いてくる」
「やっ…言わない、で…」
「くく…ほんと可愛い」

先程とは180度違う、ヒロインの乱れる姿。
少年は満足そうにヒロインを見ると、乳首の愛撫を続けながら、彼女のスカートの裾から中へと手を入れ、太ももを見つけるとさわさわと撫でる。

「や、やだ…っ」

ヒロインはびくっとなるが、乳首を舌と指で転がされると、抵抗はもう無い。

「ああん、あん…!」
「くく…」

少年は、太ももからどんどん上へと滑らせ、下着に着くとそこをなぞる。

「ああっ!」

ヒロインが、より一層高く声を上げる。
下着は既に湿っており、下着の中心部を指先で優しく擦る。

「あっあっ…!」
「お姉さん、びっしょりだせ?そんなに感じたの?」
「違…あっ…あん」

ヒロインの勝ち気な姿は、もう何処にもない。
完全に、快感に溺れていた。
少年は、下着を掴みするりと下へ下げると、直にそこを触る。
蜜で濡れているそこを、優しく指で上下になぞり始める。

「ああん!だ、だめ…あん!」

強烈な快感に、ヒロインは首を嫌々とする。

「ダメじゃねえだろ?こんなに濡れてんのに…乳首も硬いままだし」

乳首を舐めてから、指でこりこりとする。
そして、足の間にある指を優しく擦っていると、そのまま動きを早くし激しく擦り始める。

「あぁあん!あん!イい…っ!」
「…気持ち良いのか?」
「い…いよぉ、あぁん…」
「じゃあ…もっと良くしてやるから…」

少年は、硬くなっている1番敏感な突起を見つけると、それをすっと撫でる。

「ああん!」
「くく…これがいいんだろ?」

少年は焦らすように、それを指で優しく上下に動かす。

「ああっ…あんん!」
「…もっとしてほしい?」
「あぁ…して、もっと…っ」

ヒロインは躊躇わず、懇願した。
少年は乳首、そしてクリを同時に激しく擦り、そして舐め上げた。

「ああん、あんあん!イイよぉ…っ!」

ヒロインは、自ら足を開き喘ぐ。
クリを激しく擦られ、乳首も撫でられ舐められると、ヒロインの身体の中に電流が走り始めた。

「ああん!あんあん!だめぇ…イっちゃ…ああん!」

ヒロインはそう喘ぐと、ビクンビクンと身体を痙攣させた。
そう、犯されてイッてしまったのだ。

「…お姉さん、自分を叱った相手でイっちゃったんだぜ?どう、今の気分…」
「はあ…はあ…っ」

ヒロインは何も言えなかった。
少年はククッと笑うと、ヒロインの両足を持ち開かせた。

「言っとくけど…俺も限界だぜ」
「ああっ!!」

ヒロインの蜜が溢れる所から、硬く熱いものがぐいぐいと入ってくるのが分かった。

「あぁあ…」
「くっ…お姉さん締め付けすげぇ…」

ゆっくりと少年のものが進み奥へと着くと、ぐいっぐいっと腰を動かし始めた。

「ああん!あぁん!」

少年の硬いものが膣の中で動くと、ヒロインは今まで以上の快感に身をよじる。

「っはあ…すげえ。お姉さん中…熱いぜ…くっ」

少年も、ヒロインの膣の温かさを感じながら腰を動かす。

「あぁん、はあんっ」

ヒロインも自ら腰を動かし、少年のものを奥へと当たらせる様にした。
少年は、ヒロインの乳房を掴みながら奥へと腰を打ち付ける。

「はぁん!ふあぁ…イイよぉ…!」

ヒロインは、今にももうまたイきそうになっていた。
それは、少年も同じだった。

「っく…やべ…出そうだ…っ」
「はぁん、ああん!だめぇ、イくっ…!」
「くっ…俺もだお姉さん…っ!」

少年とヒロインは、どちらかともなく、腰を打ち付けあった。
ぐちゅぐちゅという水音が鳴る。
そして、2人で絶頂を迎えると、少年は自身を出し、ヒロインのお腹の上に白い欲望を放った。

「!」

ヒロインは息を整え、びっくりして少年を見る。

「はあ…最高だったぜお姉さん…」

少年は息を整え、にっこりと笑う。
そして、ズボンのポケットからティッシュを取り出すと、ヒロインのお腹に放った自分の欲望を丁寧に拭き取った。

「…ティッシュなんか持ってるんだ…」
「ああ。エチケットだから。お姉さん、立てる?」

少年はヒロインを立たせると、衣服を整えてくれた。

「お客様!申し訳ありませんでした!」

係員の声が上がり、エレベーターのドアが開き、2人はようやく外に出られた。

「なぁ、お姉さんの名前教えてよ」

スタスタと前を歩くヒロインの後を、少年は逃すまいと追う。

「…言っとくけど、俺謝る気ねえから。あんたとシて、すげぇ良かったからな」
「…私はヒロインよ」
「ヒロインお姉さんか。へえ…な、俺と付き合えよ」

少年の顔は真剣だった。
本当に、ヒロインを犯すためだけなら、外で出したりしないだろう。
ましてや、彼は衣服まで直してくれ、店員にバレないで済んだのだ。
本当は、優しいのかもしれないと、ヒロインは少し思っていた。

「…そうね、もうあんな密室でやらないなら…いいよ」

少なくとも、彼との行為で感じてしまったのだ。
ヒロインは、にっこりと笑顔でそう言った。

「っ…」

少年は、あどけなさの残る表情で顔を真っ赤に染めていたー。


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