ん、あぁ。またきたのか?
物好きだねお前も。こんな所に来てもお前の好きな獲物はいないと言うのに。確かに薄暗くて、じめじめしていてお前が好む物がいそうな雰囲気ではあるけれど。今は私がいるからな、残念だけど他を当たった方がいいぞ。


何故私がここにいるか?いや、何時も窓が閉まりっぱなしで埃だらけの部屋に隠っていては、気分まで暗くなってしまうから、たまには外の光でもと思ってね。せめてあと少しは此処にいさせておくれよー。私はお前と違って出かける範囲が限られているのだから。


そうかい。ならよかった。ありがとう。


、なんだ?まてまて、そう寄ってこられても駄目なんだってば。ちょっ、ああ。ほら言わんこっちゃない…。そこには、穴があるからって言ったろうに。そう睨むなよー私はお前の獲物ではないぞ。はて、困ったな救ってあげたいのはやまやまなんだが、


「ジュンコー!どこにいったんだジュンコおおおおお!」


おや。噂をすれば。飼い主が探しているよ?にしても、お前も意地悪だね、わざと飼い主を困らせるなんて、あぁ。大丈夫分かってるよ。お前もあの子の事が大好きだもんな。あの子もお前が大好き。両思い素晴らしいじゃないか。私は君達を応援するよ。


ってなんだ、自分で出られるじゃないか。
鬼事でもするつもりかい?そうか、そうか。それは大変だ。でもあまり彼を困らせてはいけないよ、まぁ、あの慌て振りが可愛いのはわかるけれど。どうも毎回こうでは見てるこっちが不憫に思えてしょうがないのだよ。ほどほどにしてあげなさい。人間と言うのは相手の繋がりを大切にしたがるからね。例え片想いでも両思いならな尚更恋しくなるものよ。

ほら、わかったならいっておやり。
今日の鬼事は終わり、私も今日はあの薄暗くてちょぴり誇りぽい部屋へ戻るから、それならいいだろう?月が登りきる頃にはお前の獲物も戻ってくるよ。それまでは主人といておやり。私?あぁそれは大丈夫、あそこは日替わりで人が来るからね。楽しませてもらってるよ、一方的にだけれど。だからお前が心配することはないよ。


それじゃあ、私から先に失礼するよ。
主人と仲良くね。あぁ私も久しぶりに話せて楽しかったよ。また今度。


今日も私は死んでいる


「ジュンコおおお、良かったこんな所にいたのか?……他に誰か、あれ気のせい。まぁどうでもいいやジュンコホントに良かった。」


@@@@@@@@@@@@@@@@

やってしまった幽霊主
まだきゃらが整ってないのですが
先日相方とタケメン語ってたらたぎりました。やべぇーですアナタいったい私をどうするつもり!そんな勢いでかきます








「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -