お題 | ナノ

共に白髪が生えるまで(仁王雅治)





「爺さんなるまでお前さんと居りたいて思っとうよ?」


普通ならきっと感激して雅治に抱きついたり、私も大好きと言うところだろう。
残念ながら、私と彼はそんな甘い関係ではなく、悪友だ。


「ねぇ」

「なんじゃ?俺、結構本気なんじゃけど?」

「白髪に似た銀髪頭の仁王に言われるとなんか信憑性に欠ける」


ムード台無し。
仕方ないでしょう?
だって、悪友だもの。




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