お題 | ナノ

こわい話はやめて!(立海)



「順番に数を数えてたんだよ。んで、最後の赤也が数えたら、聞こえるはずのない次の数字が聞こえたんだぜ。聞こえた方を振り返ったら…」


少し落としたブン太の声に、コクリと喉が鳴る。


「幸村くんが立ってたんだ」


そのオチにその場にいた全員が震えていたのは言うまでもない。
幽霊より何より怖いのは、彼だからだ。



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