お題 | ナノ

錯覚だった?(日吉若)



「日吉ぃ〜っ!」

「朝から元気だな、お前は」

「溜息は幸せが逃げるからダメだってば!それに、元気だけが私の取り柄だしね」

「本当に元気だけ、な」

「ちょっとは否定してよ、日吉」

「否定のしようがない」

「酷い。日吉なんて溜息いっぱい吐いて不幸せになっちゃえ」

「お前がいる限り不幸にはならないな」

「え?」

「なんでもない!」

「ちょっひっ日吉〜」


(好きだなんて言ってやならない)

(今、日吉、顔真っ赤だった…?)



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