96ノロケ

「つめたっ」
「あ、ごめん」
「……」
「そ、そんな目で睨むなよな…しょうがねぇじゃん外寒かったんだぜ」
「足温めてからこたつに入りなよ」
「いやいやいや」
「僕が風邪引いたらどうするの」
「看病する」
「いつも言うけどあなた仕事増やすしか出来ないじゃない。ね、哲」
「はぁ、まぁ…」
「(! 草壁いたのかよ)草壁がいるってことは恭弥まだ仕事中?」
「哲にはみかん取ってきてもらっただけだよ」
「恭弥こたつから出ない気だな…」
「なに言ってるのあなたじゃあるまい」
「へー、じゃあ夜はちゃんと布団行けよ」
「なにそれ。あなたこそちゃんと行きなよね」
「俺は恭弥が行けば行く」
「なにそれ。じゃあ僕はあなたが行くなら行くよ」
「…恭弥みかん食べ過ぎ」
「別にいいでしょ」
「あんまり食べると手黄色くなるぜ」
「ならないよ」
「いーやなるね! 俺そんな恭弥布団に連れて行きたくないぜ」
「どうせここで寝るくせに」
「あー! 本当に食べ過ぎ! もうやめとけって!」
「うるさいな。お肌のためだよお肌」
「恭弥充分肌綺麗だから」
「年々老けていくんだから気にしなきゃだめだよ」
「うわーそれ俺に言う?」
「あなたはむかつく程肌ぴちぴちでしょ」
「え、うっそ」
「ほんと」
「…かさかさしてねぇ?」
「そんなことないよ」
「恭弥のが綺麗。あ、触らせて」
「やだ寒いから出たくない」
「はぁー? 数歩じゃん」
「あなたが来なよ。こっちなら二人入れるんだから」
「しょうがねぇなぁ」

ごそごそ

「うわ、恭弥やばい」
「なにが」
「相変わらずいい肌してる。ちゅーしたくなる」
「すれば」

「恭さん!」

「あれ草壁まだいたの」
「帰りますね」
「うん」
「草壁お疲れ〜。で、していい?」
「好きにしたら」

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らぶらぶすぎて周りが見えてない
多分ディーノは帰ってきてすぐに着替える

長い!


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