--:あとがき

長い間乙女とハイエナを読んでくださりありがとうございました。沢山の方の支えがあってこそ、このお話は最後までくることが出来ました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

それではお話に関して少しだけ。

私はディーノにライオンというイメージをずっと持っていました。そんなイメージを活かしていつかお話を書きたいと思い初めて早数年、このお題に出会いました。
甘いお話を書くのも好きなんですが、このお話はどうしても苦しい恋の話が書きたいと思い、書いたお話になります。

同じマフィアであっても障害の多い二人には、困難のない恋はないんじゃないか、と考えたのがきっかけになります。そして若くしてボスになったディーノは、女性にちやほやされた時期も、遊んだ時期も沢山あったと思うのです。
そうなると本当の恋、真剣な恋にまだ出会ってないんじゃないかなぁと思ってこんな話にしました。
雲雀ちゃんは雲雀ちゃんで群れてない以上、恋のこの字も知らなかったと思うんです。そんな一人の女の子が一人の男に出会って、初めて恋を知って、綺麗になりたいって思うきっかけに出会うところがどうしても書きたかったんです。

初恋じゃないけど、初めて恋情に向き合ったディーノと、人を好きになることを初めて知った雲雀ちゃんが書けてとても楽しかったです。
結局の所、二人ともこれが初恋なんじゃないかなぁって私は思っています。

後悔してもそれでもあなたを好きでいたい、どうしても雲雀ちゃんに言わせたかったことですね。楽しいだけじゃなくて、苦しい恋のお話が書きたかったんです。苦しい思いをするだけじゃなくて、苦しい思いをしてもそれでも好きで、これから苦しむことがあっても好きでいたいと思える相手。それがディーノなんです。
とにかくディーノが好きで好きでしょうがない。どうしたらいいかなんて経験してみないと分からないから、今終わりにするなんて絶対にしたくない、そうゆう雲雀ちゃんを書きました。

本当に書きたくて書きたくてしょうがなかったお話なので、こうして最後までこれて本当によかったです。まだまだ至らない部分もあったかとは思いますが、この作品があなたにとって好きなものであれば幸いです。
これからも色々な二人を書いていきますので、よろしくお願いします。

FK.I 屑星

※尚、この連載はメイキングに小説、連載のメイキングとして詳細を載せさせていただく予定です。

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